こんにちは。fsです。
先日、タイの展示会で扱っている商品(分析機器)を出展してきました。
上手くいったこともあれば、いかなったことも多々あり。
結果としては失敗を多く経験しました。
それでも学びの場となったので、今回はその経験をシェアしたいと思います。
特に海外の展示会出展を考えている方は参考にしていただけたら幸いです。
展示会での学び
過去に記事にもしましたが、僕は展示会が初めてではありません。
※そのときの記事はこちら
認知度を上げるためだったり、ユーザーの声を聞くためには割と有効なマーケティング手段ですが、ただ出展するだけでは意味がないことも知っていました。
今までは来場者とのやりとりに必死だったのですが、今回は少し距離を置いて人間観察をしてみることにしました。
人間観察による発見
少し離れていたところから来場者を見て、面白い発見がありました。
ユーザーの視線
展示会には様々な会社が出展していて、来場者は色んなブースをまわります。
当然ながら、素通りする人もいれば、立ち寄ってくれる人も。
来てくれる人の視線を追ってみると、
女性の来場者→ブース内のテーブルの展示物を見る
男性の来場者→ブース奥のポスターを見る
大まかにこんな行動をとっていました。
色々試してみる
来場者の90%くらいは女性でした。
なので、視線を引くために、
- テーブルを追加
- 展示物の横に人形を置く
- ノベルティグッズも机の上に
という工夫をしてみました。
そうすると、少しブースに立ち寄ってくれる人が2倍に増加。
結果、100社くらいの潜在顧客をゲットできました。
良いブースから学ぶ
サービスを改善するには、他社からの学びも欠かせません。
より多く集客しているブースをチェックしてみると、以下のような工夫がされていました。
ターゲットを明確にしている
たくさんのお客さんがくるブースは特集を組んでいました。
タイでは今年から大麻の生産が解禁されたので、その成分を分析する機械に人だかりができていました。
話を聞いてみると、とても市場が大きい!!
僕が把握していた市場規模の2倍くらいありました😅
やはり市場のトレンドを把握することは大事ですね。
わかりやすい
次の特徴は、”わかりやすさ”です。
人が集まっているブースでは、その会社が”何を提供しているか”一目でわかる工夫がされています。
例えば、分析機器であれば、その場に機械を設置しどんな分析ができるか目で見てわかるようになっています。
逆に悪い例だと、分析のデータだけ置いてあるブース(僕の会社の例です😓)。
”感覚的にわかる”って大事だと気付かされました。
早速、来年以降の施策として本社にフィードバックしました😌
集客キャンペーン
こちらは予算が潤沢にある会社のケース。
景品のクジ引きコーナーを設置し、手当たり次第にお客さんを集めます。
”無料でもらえる”恩恵は万国共通。
くじ引きの時間は多くの人だかりができていました。
もちろん、商売と関係のない人も含まれていると思いますが、”とにかく集客する”という目的は達成しているように思います。
特に展示会の経験が浅い会社には有効かと。
商品へのフィードバック
ブースに来たお客さんのコメントには以下のようなものがありました。
「〇〇が分析しにくい」
「使っている機械にあったサイズの商品がほしい」
「〇〇を分析したい」
「カタログの情報が多すぎて見づらい」
などなど。
今回は分析機器を展示したのですが、商品の品質向上や新プロジェクトでの最適な品種などのニーズがありました。
特に購入後のアフターサポートは改善の余地があるので、真剣に解決していきたいと思います。
まとめ
展示会で学んだことは以下の通りです。
・来場者の視点から展示方法を改善できる
・良いブースの特徴;
①ターゲットが明確
②何を提供してるか一目でわかる
③集客方法に工夫が見られる(キャンペーンなど)
・展示会で商品のフィードバックを受けられる→サービスの向上につながる
この経験を踏まえ、来年は
- 特集を組む
- わかりやすい展示
- 女性向けのノベルティグッズ
など、新しくチャレンジしていきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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