会社の強制的な飲み会はメリットがないという話

体験談

こんにちは。fsです。
年が明け、シンガポールでは飲み会をする機会が増えてきました。
新年会や旧正月前の忘年会などなどです。

僕はお酒が飲めませんし、業務後は一人でいたいので基本は断りますが、それでも強制的に参加させられることはあります。
特にここ1週間は、連日続く飲み会で疲れ果てていました😓

それを見たインドネシア人の部下から、

「何でわざわざ飲み会を開く必要があるんですか?」

と聞かれました。
たしかに、仕事をする上で飲み会はMUSTではないですよね😅

一方で、飲み会を強制するような職場がまだまだ存在するのも事実。

数年前から、

「職場の飲み会は嫌いだから参加しない」

という若者は増えてきています。

中堅社員の僕も、飲み会を強制されるのは苦痛以外の何ものでもありません。
日系企業の飲み会の様式そのものが苦痛ですし、いまだに強制のルールを強いている会社や先輩社員の存在がとにかくうざいと思っています。

そんなわけで今回は、『会社の強制的な飲み会はメリットがない』という話を展開していきます。

「飲み会行きたくないなあ😓」
「誘われたけど断って良いかな😅」

このような悩みを持つ全ての会社員の方にお読みいただければ幸いです。

東南アジアでは飲み会は強制されない!

シンガポールに赴任してから、各国のローカル社員からヒアリングしてみましたが、飲み会を強制する文化はありません。

そもそも、みんな定時になったら真っ先に帰りますし、上司の顔色を伺って残業、お酒に付き合うなんてことはしません。

歓送迎会も基本はランチで行いますし、コロナ後はそれすらもありません。
個人で送別の品を送って終わり。こんな感じです。

なので、世界的に見ると、

強制文化がある日本企業の方が異常

と言えます。

飲み会が嫌いな理由

もちろん、ディナーを楽しむメリットもあります。
ストレス解消にも寄与しますし、気の合う人であれば楽しく過ごせるという面もあります。

人付き合いが苦手な僕も、

  • お金がさほどかからない
  • 時間もとられない
  • 新しい発見がある

この3つの条件が揃ったときは喜んで参加します(笑)

ですが、会社の飲み会は基本的に大嫌いです。
嫌いになってしまう主な理由はこちら。

楽しく飲めない

僕は会社でいうと、まだまだ下っ端の社員です。
本来、飲み会では「楽しみながらお話をする」というのが前提のはずですが、先輩社員がいる飲み会に参加すると、

  • お酒がなくなる前にお酌
  • 食べ物を取り分け
  • 必要以上に話を盛り上げようと気配り

など、あれこれ世話を焼かねばなりません。

「赤ちゃんじゃないんだから、欲しいものくらい自分で頼めよ😡」
「俺ら、店員じゃないから💢」
「気配りが欲しければ、一人で銀座でも行ってこいよ😤」

と思いつつ、黙々と体を動かします。
これらは下っ端社員あるあるですが、

とにかく気が休まらない😓

の一言です。

仕事が終ってからも周りに気を遣い、サービス残業を強いられているようなものです。
とても楽しいイベントだと考えられません。

お酒が飲めない

僕のようにお酒が全く飲めない人にとっても、会社の飲み会は辛い行事です。
体質的に受け付けないのに何度も飲むように言われ、その度に

「自分は飲めません!」

と断るのはめんどくさいものです。

一方で、無理して飲んで具合が悪くなると、

「だらしねーな!」
「社会人として失格だ!」

なんてことも言われます。

とても理不尽なので、その場にいるだけで不快です。

酔っ払いの先輩社員と話をするのが苦痛

先輩社員が酔っ払ってしまい、大人の分別などまるで感じられない姿にうんざりすることもあります。

例えば、

  • やたらと説教する
  • 人の悪口を言う
  • セクハラ発言や行動をする

こんなケースはまだまだあります。

聞いていて誰もハッピーになりませんし、こんな人たちのために自分の時間を使うのは全く生産的じゃありません。

飲み会の時間が長い

おじさん世代に多いですが、時間が長いというのもあります。
一次会だけでもじゅうぶん長丁場なのに、その後で二次会、さらに三次会とハシゴして、もうすぐ朝を迎えるなんてことも😓

会社に人生を捧げてきた世代なのでしょう。

「家で何をすれば良いかわからないから、後輩を誘って飲みに行こう!」

みたいな考えが浸透しています。

ヒマ耐性がない日本のサラリーマン独自の文化とも言えます。

一方、実務のある若手/中堅社員が遅くまで付き合っていると、翌日の業務効率は激減します。
このような事態は本人も会社にとってもデメリットしかないので、いち早く撲滅すべきです😌

飲み会は欠席OK

飲み会に参加するのが嫌でたまらないという場合は、欠席するのは全然アリです。
無理して参加し、嫌な思いをしてまで、自分の時間を使う必要はありません。
何らかの理由をつけて、欠席しましょう。

基本的には、

「他に予定がある」
「体調が悪い」

の2つで大丈夫ですが、どうしても嫌な人がいる場合は、

「あの人が参加するなら、自分は欠席する!」

と伝えてもOKです。

はっきりそう話しておけば、周りも気を遣ってくれるからです。

飲みニケーションとコミュニケーションは違う!

社内の同士のコミュニケーションを円滑にするため、”飲みニケーション”という単語が流行っていますが、

全く有効じゃない

というのが僕の意見です。

なぜなら、

・飲み会をすることで生産性が上がるなら日本の景気はもっと良くなっているはず
・飲みニケーション文化のない国(東南アジア)は衰退しているはず
・一緒に飲んだ先輩社員と特に良い関係になっていない

事実として、飲みニケーションに有効性がないことは証明されているからです。

本当に大事なのは、お酒のない普段のコミュニケーションではないでしょうか。
それができないのを言い訳に、お酒に頼る時点で相当やばいと思っておいた方が良いです。
日常のコミュニケーション不足を棚に上げ、飲み会の参加を強制させる文化をつくる。
ますます劣悪な職場になっていくはずです。

それよりも、社内で気軽に相談できる仕組み(チャットなど)を整備していった方が合理的です。

つまり、飲みニケーションとコミュニケーションはごっちゃにしてはいけないということですね😌

まとめ やりたい人だけでやればいい

今回のまとめは以下の通りです。

・日本企業ではまだまだ飲み会を強制させる文化がある
・海外ではそのような文化は少ない
・強制飲み会が楽しくない理由;
 ①楽しく飲めない(世話焼きの仕事がある)
 ②そもそもお酒が飲めない(または弱い)
 ③酔っ払いの相手が苦痛
 ④時間が長い
・飲み会が嫌なら欠席してOK
・飲みニケーションよりも通常のコミュニケーションの方が大事

飲み会についてネガティブなことを書いてきましたが、あえて禁止にする必要もないと思います。
楽しめる人も世の中には一定数いるので、やりたい人はやればいいんじゃないでしょうか。

好きでやるのは自由ですが、

  • 個人の意思による選択権がない
  • 同調圧力で強制される風潮

このような文化は、会社を衰退させる元凶だと思っています。

なので、個人レベルや会社レベル双方で、

飲み会に行きたくない人がちゃんと断れる企業風土

をつくっていくことが大事だと思います。

本記事では、日本企業特有の飲み会強制文化の問題点を語っていきました。
好きでもない会社の飲み会で苦しんでいる方の参考になれば幸いです。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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