こんにちは。fsです。
管理職の仕事していると、人を動かすことの難しさを実感します。
実際に僕もマネジメントの仕事をするようになり、
「会社の方針を理解してもらえない😓」
「スタッフが全然動いてくれない😩」
「そのくらい自分で考えてくれよ😅」
このような悩みを抱え、悶々とした日々を送っていました。
なにか解決策はないかと考えていたところ、YouTubeで一件の動画に出会いました。
『原因自分論』というお話です。
主に経営者が持つべきマインドセットを語っていますが、これがとても参考になりました。
実際にこの『原因自分論』を意識して仕事に取り組んだところ、驚くほど楽になったのを覚えています。
そんなわけで今回は、悩めるリーダー職の方に向けて『原因自分論で組織の問題を解決する話』をシェアしていきたいと思います。
僕の体験談も交えてお話ししていきますので、楽しみながらお読みください。
原因自分論とは
リーダー職をしている方なら誰しも、
「自分はこれだけやっているのになんでわかってくれないんだよ〜😢」
って思うことありませんか?
実は、この時点であなたは既に他責思考(人のせいにすること)に陥っています。
責任を他人に押し付け続ける限り、自ら行動を起こすこともなくなるので、問題は一向に解決しません。
『原因自分論』とは、これとは対照的に、
全ての原因は自分にある
と考えることです。
例えば、スタッフが働いてくれないという事実があるとしたら、
そのような環境を作っているのは自分
と認識する考え方です。
起こっている問題を自分の事として捉えることで、
- 問題の原因は何か
- 改善するにはどうすれば良いか
と冷静に対処案を考えることができるようになります。
※悪いのは自分ということではなく、あくまで原因を自分の事として認識するというアプローチです
詳しくは以下にリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひご覧ください。
仕事の現場で試してみた
この動画を観た後、ちょうどローカルの総務担当マネージャーのCさんから以下のような相談があったので、『原因自分論』を現場で試してみることにしました。
fsさん。私のチームのAさん、Bさんが指示に従ってくれません。
Cさんからの相談
オフィスにいるときも二人で勝手に外出して、お客さんからの外線電話がかかってきても誰も応答出来ない状態です。繁忙期には出社するよう指示してますが、勝手に在宅勤務を選び、電話をかけても無視される状態です。なんとかしてくれませんか?
以前の僕であれば、
「そんなのマネージャーのあなたがやる仕事でしょ?」
と突き放していたところですが、AさんもBさんもCさんも雇っているのは自分なので、起きている問題を自分の事として真剣に考えてみました。
問題の原因を突き詰めてみる
起きている問題の原因を考えたところ、
問題 | 原因 | |
1 | お客さんからの電話に出られない | 電話対応の仕組みが出来ていない |
2 | 繁忙期に人手が足りない | 繁忙期用のシフト対応が出来ていない |
3 | 上司の指示に従わない | 組織のレポートラインが構築できていない/各スタッフに伝わっていない |
マネジメント(経営)のやり方次第で解決できそうなことだとわかりました。
解決策を提示する
原因がわかったところで対応案を提示しました。
問題 | 対応案 | |
1 | 電話対応 | 携帯やPCに外線を転送できるシステムを構築 |
2 | 繁忙期用シフト | 具体的なシフト表を作成/配布 |
3 | レポートライン | 組織図を見直し、レポートラインをみえる化 |
結果として起きていた問題は消え去り通常にオペレーションができています。
このように、組織の問題は
問題の自分の事として捉える→原因を分析→改善の仕組みづくり
の流れで進めていけば、大体は解決できるというのがわかりました。
その前提となるのは『原因自分論』です。
起きている問題を自分の事として捉えるので、自然と一生懸命取り組むわけです。
脳の構造を理解したとても合理的なマインドセットで、リーダー職の方の助けになること間違いなしです😌
それでもダメな場合は?
もちろん、組織というのは完璧ではありません。
仕組みを作ってもすぐには上手くいかないこともあります。
一度トライしてダメでも、再度仕組みを作り直していけばOKです。
何回も試行錯誤を繰り返していけば、少なくとも昨日よりは良い仕組みになっていくはずです😌
まとめ やれることを粛々とこなそう
今回のまとめは以下のとおりです。
・リーダー職になると人を動かす難しさに直面する ・問題が起きたときは『原因自分論』を意識すると楽になる ・原因を自分の事として捉える事で、 ①問題を客観的にみることができる ②冷静な判断もできる ・マネジメントの仕事は『原因自分論』で解決していこう!
他責思考をしていると、相手の感情など自分ではコントロール出来ないことに縛られ、いつまで経っても問題が解決できないことが多いです。
一方、『原因自分論』を意識すれば、
自分ができること
に集中できるので、意外と冷静に対処できたりします。
組織の問題は人が絡むのでややこしいことも多々ありますが、あまり気負わずやれることを粛々とこなしていきましょう😌
以上、職場の問題で日々悩んでいるリーダー職の方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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