飲みニケーションの意味を考えてみた

仕事

こんにちは。fsです。
現在僕はサラリーマンをしていますが、
周りを見ると

「飲みニケーションは必要」

という声がまだまだ多いなと感じます。

でも冷静に考えると、

「本当にそうなのか😶」

と思うこともしばしばあります。
そんなワケで今回は、社内の飲み会が『経営的に意味があるかどうか』を考えてみました。

特に

・お酒の苦手な人

・飲み会そのものが苦手な人

は参加するかどうかの判断材料になるはずです。
それではご覧ください。

分析した方法

「fs、お前がただ飲み会嫌いなだけだろ」

とツッコミをいれてくださる人もいると思うので、今回はこの本に書かれているバランススコアカードを用いて冷静に解説していきます。

バランススコアカード(BSC)は、企業の経営管理を以下4つの要素でまとめられるツールになります。

  • 収益性の向上
  • 顧客の創造
  • 業務の活性化
  • 人材の育成

どれも企業経営には必要な指標ですね。
それではこれらの観点から、社内飲み会が経営的に意味があるかどうかを考えていきます。

収益性の向上

まず収益性(財務)についてです。
収益性の向上には以下2つのアクションが必要です。

・売上を上げる
・コストを下げる

どちらも日々の仕事で従業員が一生懸命考え、議論を通して形にしていくことが大切です。

ここでひとつ質問です。

「社内の飲み会で、この2つを真剣に議論したことはありますか?」

ほとんどの場合は、雑談など仕事に直接関係ない話に終始すると思います。
これは、

「仕事として社内の飲み会に行っているのに収益に全く貢献できていない😓」

ことを意味します。

ひどいところだと飲み会にかかった費用を経費で落とす部署もあります。
コストを下げるどころか、上げてしまっています。

このように財務的な視点で見ると、社内飲み会はあまり意味がないと言えます。

顧客の創造

次は顧客の創造への貢献度について見ていきます。
当然ながら、社内の人しかいない飲み会ではお客さんを獲得することはできません。

ダラダラと飲んでいるヒマがあったら、その体力と時間を集客販売促進に全力を注ぐべきです。

特にコロナが流行している今は、お客さんとの面談のあり方が変わって来ています。
ウェブでの集客に力を入れていない会社がまだまだ多いので、各自がそれを一生懸命考えた方がよっぽどマシかなと。

業務の活性化

次は業務の活性化への貢献です。
飲み会に参加している限り、業務の効率化にはつながりません。
なぜなら

飲み会に参加する→帰りが遅くなる→睡眠時間が減る→翌日の業務効率が悪くなる

このような負のスパイラルになるからですね。

飲み好きな人のストレス解消にはなるものの、だからといって次の日から業務効率が〇〇%アップといった効果はないです。

僕は駐在員という職業柄、色んな出張者との飲み会を重ねてきましたが、

「飲んだことによって仕事がスムーズに進む」

なんてことは一度もありませんでした。

むしろ社内飲み会を減らした方が、従業員の平均睡眠時間が増えるので、会社トータルで考えるとプラスになります。

飲みたい人は個別に行く

それで良いかなと。

人材育成

最後は社内における人材育成の効果です。
正直、これも微妙です。

よくあるのが、おじさんが若手に対して、飲みながら若い頃の自慢話を兼ねて指導するケースです。

そもそも今どきの若い人は飲み会に参加したがりません。
参加したくない人を無理やり誘っても学びの機会にはなりません。

また、時代は刻一刻と変わってきているので昔の成功体験は役に立たないケースがほとんどです。
指導してもらうなら、昼間に手を動かしながらでやってもらう方が効率的です。

なので、人材育成は就業時間中に集中して行った方が、経営的にも意味があると言えます。

意味があるとしたら

以上のように、大体の飲み会は経営的な観点では意味がありません。

強いてメリットをあげるとしたら

有益な一次情報に出会えることがある

ということぐらいです。

これは仕事そのものというより、生活の便利情報が多いかなという印象です。
好奇心が旺盛な人にとってはそれだけでも意味があるかなとは思います。

まとめ 経営的な意味はなし 行きたくなければサボってよし!!

炎上覚悟で申し上げますが、経営的観点からすると社内飲み会の意味はありません。

「飲みニケーションで仕事がはかどる」

という考え方はもう古いかなと。(口が悪くてすみません😅)

なので、社内飲み会に参加したくなければサボるのもアリかなと。

コロナの影響で社内チャットなど様々なコミュニケーションツールが受け入れられるようになった今は、飲み会以外でも積極的に意思疎通ができる手段がたくさんあります。

飲みニケーション以外でも従業員同士の理解を深める機会は充分にありますので、自分に合った方法を試してみてはいかがでしょうか。

 

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