海外で暮らしているとどうしても英語を話さないといけない場面に出くわします。
具体的にはこんな場面です。
・お客さんとの商談やプレゼン ・現地スタッフとの会話 ・家の修理など生活全般
当然ですが、海外経験のない人はいきなり話せるようにはなりません。仕事で使えるようになるまでには多くの失敗を重ねるはずです。
その際に英語が嫌いになってしまうことも多々あるかなと。
今回は僕の実体験を踏まえ、英語アレルギーにならない方法について解説していきます。
初めての海外出張での失敗談
僕の初めての海外出張は赴任後3日目でした。
内容はフィリピンの代理店さんへのご挨拶と情報交換でした。
当時の上司から紹介を受け自己紹介をしようとしたのですが、言葉が全然出てきません。
名前と経歴を少し言うだけで自己紹介は終わってしまいました。
そんな状況なので仕事の情報交換などもできるわけがなく、僕のパートはたった2分で終了しました。
上司がフォローしてくれたので面談自体は無事に終わりましたが、無力感だけが残る出張になりました。
初めての出張は何もできず終わりました・・・。
ただただ恥ずかしかったです。
英語アレルギーに・・・
出張から帰ってしばらくは英語がトラウマになりました。
「英語ができない日本人が来ちゃったよ」と思われているような気がして、事務所の誰とも話せないくらい落ち込んでいました。
そうやってふさぎ込んでいましたが、何もしない状況を会社が許してくれる訳もありません。
赴任した以上は乗り越えていかないといけないので、頑張る以外の選択肢はありませんでした。
「英語できません」は駐在員の言い訳にはならないので当然ですね😅
最初はあえてハードルを下げるべし
今思えば・・・ですが、最初から上手くいくことを期待しすぎていました。
ビジネス英会話の経験がないのですから話せなくて当たり前です。
まずは謙虚な姿勢を持ち、以下3点を試してみました。
- 慣れるまでは誰かに同行してもらう
- 毎回小さな目標を立てる
- 話すことを事前に整理しておく
結果としてこれで克服できました。
ひとつひとつ説明していきます。
同行をお願いする
かっこ悪い話ですが、僕の英語アレルギーは相当なものでした😅
駐在員失格と言われそうですが、それほど出張が怖かったです。
仕事が進まないよりはマシだと考え、思い切って上司や現地のスタッフに同行してもらいました。
話すのは自分だとしても誰かが隣にいてくれると不思議と安心しますので慣れるまではこの手もアリかと思います。
慣れない海外出張は思った以上にストレスがかかります。
最初の頃は誰かに同行してもらってもOKです。
小さな目標を立てる
海外経験がない人にとって上手く話すのは難しいのが事実ですが、自分から話さない限りは上達もしません。
そこでオススメなのが、経験する面談ひとつひとつに小さな目標を立てて自信をつけていくことです。
例えば「この質問をしてみよう」、「価格交渉だけは頑張ってみよう」などです。
大事なのは、例え上手くできなかったとしてもチャレンジした自分自身を誉めてあげることです。
最初は失敗ばかりで恥ずかしいですが、回数を繰り返していくうちに不思議と慣れていきます。
毎回小さな達成感を感じることでモチベーションが維持できます。
話すことを事前に整理しておく
会話のキャッチボールに慣れてきたら次はもう少し長く話せるようトライしてみましょう。
ビジネス会話の場合は価格だったり、納期だったり、品質だったりある程度パターンが決まっています。
面談のときは必ずテーマがありますので、それに沿って何を話すかを事前にシミュレーションしてみましょう。
面談のときに言いたいポイントをメモして整理すると良いです。
僕の場合は日本語で簡単に箇条書きしてまとめていました。
日本語でメモをしておくと当日ど忘れしても何を言えば思い出せるので安心です。
話す順にポイントを箇条書きしておくと備忘録になります。
まとめ カッコつけず一歩ずつ進もう
英語上達の近道は自分の英語が大したことないと認めることです。
水泳や自転車と一緒で、何回も失敗を繰り返してやっと使えるようになります。
誰もが最初から出来るわけではないので恥ずかしがらず一歩一歩進んでいきましょう。
僕も失敗と挑戦を繰り返していくうちになんとか仕事で使えるくらいにはなりました。
一生懸命やっている姿を見せればスタッフもお客さんも決して笑うことはありませんのでぜひチャレンジしてみてください。
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