海外駐在員は「即答力」を磨くべし!

仕事

こんにちは。fsです。
駐在員になってから海外でゼロイチの仕事を増やしてきました。

最初は数十万の売上でしたが年々増えていき、最近では数億円規模のビジネスになってきて慌ただしい日々を送っています。
(そのため久々のブログ更新となりました)

ここまで収益が伸びたのは、もちろんアジア市場の成長もありますが、現地のお客さんやパートナーと接するときに「即答力」を意識してきたからです。
海外営業というと、どうしても英語力に目が行きがちですが、何より重要なのがこの即答力。
駐在員にとって必須の能力とも言えます。

というわけで今回は、海外で必要な即答力について深堀していきたいと思います。
海外で仕事をする方の参考になれば幸いです。

即答力は万国共通のコミュニケーション

海外で仕事をする上で英語は大事ですが、それ以上に大切なのが即答力です。
ここで言う即答力とは、自分に起こり得る全てのことに対する感謝の気持ちを表します。

例えば、

  • 商品の問い合わせ
  • 見積依頼
  • 会社概要

などなど、対面でもメールでも聞かれた質問にすぐ答えることで相手は喜んでくれます。
相手とのやり取りに即答することで思いがけずチャンスを掴めることになるのです。

日本、東南アジアやインドで全くのゼロからいくつかのビジネスを作りましたが、うまくいったケースは聞かれたことにちゃんと即答したことが要因になっています。

いわば即答力は万国共通のコミュニケーションと言えます。

完璧じゃなくてもOK

もちろん僕はスーパーマンではないので、聞かれても答えられないこともあります。
そんなときは、「答えられない」と即答することも大事です。

その代わり、すぐに調べてその日のうちに回答します。
時間をかけず回答すれば、お客さんも

「ちゃんと調べてくれた!」

と喜んでくれて、その後も良好な関係を維持できます。

とにかく無駄に相手を待たせないことが重要です。

質問もどんどんすべし

躊躇わず質問をするのも即答力の一つです。
海外でミーティングしていると、

  • 相手の発音がわからない
  • ところどころ単語が聞き取れない
  • 細かいニュアンスがわからない

なんてことが多々あります。
そんなときは、どんどん質問しましょう。

発音がわからなかったら、もう一度聞く。
単語の意味がわからなければ、どういう意味か聞く。
ニュアンスがわからなかったら、自分の理解で合っているか確認する。

言葉が伝わりにくい海外だからこそ、質問することが大事です。
一度で理解できなくても、相手は怒ったりしません。
逆に、曖昧な理解のまま間違った決断をしてしまう方が危険です。

相手の要望に答えられるよう、不明瞭な部分は質問しつつすぐに解決していきましょう。

部下の問いにも即答

駐在員は何かしらの役職で赴任することが多いので、実務面はローカルのスタッフにサポートしてもらうことがほとんどです。
なので、部下からの質問に即答できることも重要になります。

書類のやりとりや社内手続きなどが遅れると、間接的にお客さん対応が遅延してしまいます。
部下のへの迅速なフォローや優先順位決めを考えることも即答力に必要な条件です。

ときには顔見せも

何事もオンラインで完結できるようになりましたが、ときには顔見せも大事です。
特にトラブルが起きたとき。
品質や納期のトラブルでお客さんが大変になりそうなときは、できる限り早く駆けつけることも大事です。

自分の顔を見せることで、

「ちゃんと大事にしてくれているな」

と、相手に安心感を与えることができます。

ピンチのときにどれだけ瞬発力を活かせるかも即答力になります。

即答力の鍛え方

ここまで即答力の重要さについて解説していきましたが、どうしたらそれが鍛えられるのでしょうか?
マインドセットとテクニックの両面で見ていきましょう。

マインドセット

何事も即答するには、自分でオーナーシップを持つという心がけが大切です。
「上司の了解をとってから」というマインドでいる限りは永遠に素早く答えることはできません。
なので、

その場で決める!

という前提で何事も進めていきましょう。

自分で決める前提で仕事をすれば、

  • 相手から何を聞かれそうか?
  • その際にネックとなることは何か?
  • 事前にどこまで社内承認をとっておけば良いか?

がなんとなく見えてきます。
あとは準備を着々と進めるだけ。

ですが、どれだけ準備しても想定外の質問がくることがあります。
そんなときは、上司に電話やチャットするなどですぐ答えられる環境を整えておきましょう。
これだけやっておけば、大体のケースは乗り越えられます。

それでもダメな場合は、「運が悪かった」と割り切りましょう。
ビジネスに100%はないので、ときにはあきらめも大事です😌

テクニック

次にテクニックです。
レスポンスの速さは、知識と経験の量に比例します。
なので、これらを地道に増やしていく他ありません。

知識面→得た情報をメモに取り、レポートやSNSでアウトプットする
経験面→新しい仕事にどんどん挑戦し、失敗し、また挑戦する

これらをルーティン化させ、まずは一年間やってみましょう。
一年前の自分に比べ、アクションが速くなっているのを実感するはずです。

要は成長のための行動を毎日積み上げていくこと
地味ですが、これが即答力を鍛える一番の近道です。

まとめ

今回のまとめは以下の通りです。

・駐在員に一番必要なスキルは即答力!
・即答力は万国共通のコミュニケーション
・「わからない」とすぐ答えるのも立派な即答力
・どんどん質問して、即答力を向上させていこう
・部下からの問いに答えるのも即答力
・相手が困ったときはすぐに顔を見せるのも大事
・即答力のトレーニング;
 マインド面→オーナーシップを持つ
 テクニック面→成長のための行動を積み上げる

最後になりますが、本記事はこちらの書籍を参考にさせていただきました。

即答力についてより詳しく書かれていますので、興味のある方はぜひお読みください。

素晴らしい本を執筆いただいた松浦弥太郎さんに感謝しつつ、当記事の執筆を終えたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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