こんにちは。fsです。
早いもので、もう4月になりました。
最近は海外出張が立て続けに入り、なかなかブログを更新できませんでした😅
ただ、読書は何とか続けており、月に10冊ほど読んでおります。
という訳で今回は、僕が今年の第一四半期に読んだオススメの書籍を紹介したいと思います。
本好きの方はぜひお読みください。
2023年Q1 オススメ書籍11選
それでは早速みていきましょう。
今回は11冊ほどピックアップさせていただきました。
言語化の魔力
自分の抱えている”モヤモヤ”を言語化したいと思い、この本を購入しました。
精神科医の著者が書いているだけあって、役に立つノウハウがびっしり。
特に参考になったお悩み解決;
- 不安、緊張、疲労は脳の機能を著しく下げる
- 悩みの根本を取り除くのは難しいと理解し、10あるのを9にする
- 人間は変えられなくても、人間関係は変えられる
- 全く辛いことがなくなれば、それはそれでつまらない
- 悩みにハマりそうになったら、コントロール率は何%かを問うてみる
- 言葉は脳科学的にみても、不安を鎮める効果がある→悩みを書き出すのは有効
- 過去を引きずった場合は「それはそれとして、今できることは?」と自分に聞いてみる
- 悩みの自分率を計算し、自他の問題を区別する
- マウントをとってくる人に対しては、「へー」と言ってスルーする
- 将来の悩みは前もって準備する
- 緊張した時は相手を観察する(自分に意識が行きすぎないように)
- 今やれないことは保留でOK
- 何もしなければ不安は高まり、行動を起こせば減る
脳科学的なアプローチで、悩みにどう対処するかがわかりやすく書かれています。
ネガティブになったとき、脳に何が起こっているかがわかるのでとても有効です。
僕はかつて鬱になったことがありますが、そのときに読んでいれば良かったと思いました(笑)
悩みを抱えているすべての方にオススメしたいです😌
スタンフォード式 最高の睡眠
自分の睡眠を、自分史上最高にするための本。
眠っている間の脳と体の働きをベストなものにして、最高の覚醒状態を作り出す知識が書かれています。
参考になった知識;
- ほとんどの人は短眠の遺伝子を持っていない
- 最初のノンレム睡眠をいかに深くするかが重要→寝る時間がないなら最初の90分の睡眠の質を下げてはいけない
- 重要な意思決定をするリーダー職は十分な睡眠をとるべき
- 寝る前の体温は上げる→下げる(上げるときはシャワーや足湯が有効)
- 靴下を履いて寝ると体温が下がらないので、寝る前は脱ぐ
- 寝る時間の前倒しはできない→早く起きたい場合は睡眠時間を削ってもOK(やはり最初の90分間の睡眠が大事)
- 起きたらすぐ太陽の光を浴びて覚醒を助ける
- アラームは20分ごと(ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルに合わせる)
- 夕食を食べないと眠りに影響が出る
特に90分しっかりと睡眠をとれば、それなりのコンディションが維持できることは目から鱗でした。
忙しい現代では、充分な睡眠を確保することは簡単ではありません。
この本を参考に、質の良い睡眠を実践してみてはいかがでしょうか?
YOUR TIME
「いつも時間に追われている💦」
忙しい日々に疲れ、本書を購入しました。
この本では、”万人に効果がある時間術は存在しない”という前提で、科学的な根拠に基づき、時間不足を根本から解消し、有意義な時間を増やす方法を具体的に解説してくれる本です。
高い目標や生産性を上げることは良いことのように思われますが、その分やるべき作業は山のように積み上がっていきいつまでも忙しさから解放されません。
それよりも、
- 生きがいを持って時間を忘れる
- 自分の感覚に従って日々の行動を帰る(お腹が空いたときに食事するなど)
- 退屈に慣れる
ことで時間に対する意識を変えていく方が幸せに生きられると本著には書いています。
(特に”生きがいチャート”の作り方は目から鱗です!!)
人間の脳は”ほどほどな答えの追求”を本分に進化してきた器官なので、確かに合理的ですね。
現代の仕事の70%が創造的な思考が必要と言われています。創造的なアイデアを産むには拡散的な思考が必要で、時間に追われているとこれができません。
時間を有効に使うという思考の罠からはずれ、日々の忙しい生活から一旦離れてみることもアリなんだなと思いました。
現代の全てのビジネスマンにオススメしたい本です😌
ULTIMATE SALES
営業の仕事に悪戦苦闘しながら、タイトルに惹かれこの本を購入。
本書では令和時代に使える”タイミングに焦点を当てた営業手法”を具体例を解説してくれます。
これまで「営業とはこうあるべきだ」と昭和時代の方法を教えられてきましたが、そんな常識を覆す内容になっています。
役に立った内容;
- どんなに優秀な営業マンでも、将来性のない業界やピントのずれた商品は売れない
- 顧客が購入するタイミングは初回営業が9割
- 購入意思のない顧客には時間と労力を一切かけない
- トップセールスは意外と暇(重要な顧客とタイミングを見極めているため)
- 世間話は不要
- 初回の営業は顧客の心理的なハードルが低い→事前準備をしっかりしよう
- 手書きでも訴求できるものは、あえて手書きしてみる
- ・実際に顧客に対面したときは、観察→仮説→ヒアリング→提案の流れを意識する
- 基本的に顧客の最優先事項は価格→初回から最終価格を用意する
- 決定権を持つ人を必ず見極める
- 顧客に購入後のイメージを持たせてあげる
- 全ての要望は叶えられないことを初回に説明する
営業は”潰しが効かない”イメージが強いですが、ここまで掘り下げるととてもプロフェッショナルな職業だなと感じました。
ここで書かれている内容を参考に営業としてのスキルを可視化すれば、組織運営に役立てられる。
そんな気づきを与えてくれる本です。
営業に携わる全ての方にオススメしたい一冊😌
カルチャーを経営のど真ん中に据える
僕はチームリーダーの仕事をしていますが、組織に停滞感を感じていたのでこの本を購入しました。
本書では、海外のエクセレントカンパニーにあって日本企業にない、”カルチャー経営”が何なのかを解説しています。
ここで言うカルチャーとは組織風土(心理的基盤)+組織文化(心理的エンジン)。
著者は、この2つがしっかりしていないと組織の活力が枯渇してしまうと述べています。
そのほかにも、
- 最初から活性化された組織は存在しない→リーダー自ら変わる努力をすべし
- 組織風土はどの企業にも当てはまる普遍的な心理プログラム
- 多様性を尊び、透明性の高いマネジメントを志向しなければ組織風土はよくならない
- 組織文化はそのときの成功の産物→過去の成功にしがみつかないようメンテナンスが必要
- 風土を先に作り→それから文化を作る。この順番を間違ってはならない
- 変革を実行するときはエピソードを使い、社員の共感を得る(どんなに頭の良い経営者がいても、実行するのは現場であることを忘れてはならない)
- 健全なカルチャーは主体性と行動性を持っている
- 大組織であるほど変革には時間がかかる→点で成功事例を作り、線に広げ面に変えていく
- いきなり大きな成功をつかもうとすると頓挫するので、足元の小さな成功から始める→この小さな成功の積み重ねが組織変革を起こしていく
- 新たなカルチャーが根付くには10年はかかるもの
- 内向きな仕事はカルチャーの侵害の一因→価値を作らない仕事は定期的に見直す
などなど、組織運営に役立つノウハウが満載。
旧態依然としている組織を変えるのは想像以上に大変です。
本書では複数の会社の変革事例も書かれているので、困難な状況でも役に立つこと間違いなしです。
全てのリーダー職の方にオススメしたい1冊。
気にしない習慣
昇進し人の目が気になるようになったので本書を購入しました。
相手に気配りすることは大事ですが、度が過ぎると自分の心が疲れてしまいます。
この本は、周りを気にしすぎない習慣を教えてくれます。
役に立った知識・習慣;
- 人には”スポットライト効果”があり、自分が注目されていると錯覚してしまう→他人は自分のことなどこれっぽっちも気にしていない
- 人前で赤面してしまうのは、周りから見るとむしろ微笑ましい→緊張してもOK
- 仕事で同僚と少し話すだけで、友達がいるのと同等の喜びが得られる→社会的なコミュニケーションさえとれれば友達はいなくても問題ない
- 目標が高すぎると必ず挫折する→自分の行動や思考を変えるときは1年単位で行う
- 緊張したときに「落ち着け」と言い聞かせるのは逆効果→「ワクワクしてきたぞ!」と捉え、やる気に変えよう
- 嫌な仕事をするときは拳を握りしめるとモチベーションが上がる
- 君子危うきに近寄らず→ネガティブな人とは距離をとる
- 人間は基本、自分の意見を変えない→理解してもらうことを期待しない
- 部下を指導するときは「厳しくするのは当然」と自分に言い聞かせる
- ネガティブな感情に包まれたら、部屋にある何かを2分間凝視すると気分が切り替わる
- 人を羨ましいと思ったら、悪いところにも目を向ける→嫉妬を感じなくなる
大学の研究や著者の経験に基づいた理論なので、ひとつひとつ実践していけば気にしない習慣がついてきます。
ネガティブ思考の人にオススメしたい一冊です😌
佐久間宣行のずるい仕事術
会社に潰されず、自分のやりたいことを実現したいならズル賢くなることが必要。
本書では会社を利用する視点を持ちつつ、『もっとずるくなる方法』を教えてくれます。
ずるい仕事術;
- 組織で働いている以上、不機嫌でいるメリットは一つもない→常に機嫌良くしよう
- 誰にでもできる仕事に自分の色を加える→仕事が面白くなる
- 経験が足りないこと=何かと許される特権→どんどんチャレンジしよう
- 誰だってミスをする→”謝ること”に勝る謝罪法はない
- 報告は上司に文句を言わせないための手段→自由に仕事をするために報告しよう
- 相談相手は「問題を解決できそうな人」を選ぶ
- 社内初の仕事はローリスク・ハイリターン
- 仕事と人に誠実であることが一番のブランドづくり
- 人はメンツを潰されたときに他人を攻撃する→メンツ地雷には細心の注意を払おう
- 褒めることに慣れよう→対抗心も嫉妬心も消えていく
- 陰口は他人の刹那的な娯楽に過ぎない→聞いてもスルーしておく
- 同僚との仲は仕事で深めていくもの→飲み会やゴルフに出なくてもOK
- 得意分野を知ってもらえば周りに自分に合った仕事を振ってもらえる→強みを知ろう
- 少ない努力で褒められる仕事はあなたの強み
- 期待が大きすぎると失望もでかい→夢は具体的な行動計画に落とし込むと良い
- 組織のモチベーションを上げる方法はリーダーが誰よりも楽しそうに働くこと
- 些細なアイデアも議論を燃やす薪にする→一つのアイデアをネタに次のアイデアを出す
- トラブルが起こったときは”仕組み”を特定しそれを解決する
- 企画書は出すものではなく”通すもの”→会社の『儲け』と『成長』を要素に盛り込むこもう
- ストレスは許容値を超えると利子のように膨らんでいく→メンタルを壊してまでするべき仕事などない
- 職場で将来性を感じなくなったらさっさと『その仕事の期限』を決める→そのときまで全力を尽くし次に進もう
中堅社員の僕にとって、心に刺さる仕事術が盛りだくさん!
これだけのノウハウが詰まっていて、1,500円は安いです。
「面白く仕事したいけど、会社に潰されそう💦」
こんな悩みを抱えている社会人にとってとてもコスパの良い本。
オススメです😌
キーエンス解剖
日本トップの時価総額と利益率を誇るキーエンス。
昔から「30代で家が建ち、40代で墓場が立つ」と、その激務が有名ではあるが、実態はベールに包まれたままでした。
ネットでも「とにかくキーエンスの社員は優秀」との情報が溢れ、ずっと興味を持っていたところ、本書を見つけ購入。
読んでみると、会社として付加価値を高めるための仕組みが浸透していると感じました。
参考になった仕組み;
- 毎日10分間営業のロープレをする
- 顧客訪問は週に3日、アポは5件以上
- レポートは商談から5分以内に書く(正確な記録をとるため)
- 顧客とのアポの後はその日のうちに上司と面談し、今後の方針を決める
- 営業情報をデータベースにまとめる専任がいる
- 顧客からの問い合わせがなくても月に3〜4回は電話かけ接点を維持する
- 勝ちパターンはみんなで共有する
- 有益な営業情報を共有した人には金一封が出る
- 商品化時の顧客ヒアリングの件数は20件以上
- シェアより顧客ごとの積み上げを大事にする
- 当日出荷を何より優先している
- 会社の業績をリアルタイムに感じられるよう、ボーナスは四半期ごと
- 1時間単位の粗利をKPIにしている
- 会議室の席順は部屋に入った順番
- 顧客にデモンストレーションをする回数もKPIにある
- 行動と成果の因果関係を常にモニターする
顧客を助けるために、最新の知識や技術を学び習得して、最善のアクションをとる。
営業の基本ですが、これを組織として当たり前のようにこなしているところがすごいです。
全てをまねる事は難しいですが、営業に関わる人にぜひオススメしたい一冊😌
コミュニケーション大全
YouTubeで鴨頭さんの動画をよく見かけていたので買ってみました。
本書では「コミュニケーションは技術で、トレーニング次第で改善できる」がテーマになっています。
- コミュニケーションを学べば人は変われる
- 部下は上司に「わかりませんでした」とは言いにくいもの→相手の表情を観察する
- 自分の話は短めに切り上げ、相手に話させる
- 「想いは伝わらない」を前提に考える
- プレゼンの前は、”相手の聞きたいこと”を考える準備を怠らない
- 人前で話すときは雑念がない”最高の状態”にしよう
- 緊張は本気で取り組んでいる証拠→この体のメカニズムと上手く付き合う
- 自分自身が感動すればその感情は伝染する
- 話し方が下手な人を見たときは「どうすれば上手く伝わるか?」考えてみよう
- 素直に「わからない」と伝えるのも大事
- オンライン会議は情報が不足しやすいので、顔を出して自分の情報を多く渡そう
難しいことは何一つ書かれていませんが、「コミュニケーションは技術」ということが簡単に伝わる内容になっています。
職場での意思疎通に悩みを抱えている社会人の方にオススメしたい一冊😌
伝説の授業採集
凝り固まった現代の空気が変わることを願って書かれた本。
本書では発想力と客観性を鍛えるため、国内外の面白い授業を紹介してくれます。
伝説の授業;
- 日本独自のコミュニケーション文化(気遣い)を問題形式でこっそり教える
- バラを分解し美しさのディテールをみる
- 花火大会を見に行き、翌日どの新聞記事が一番如実に表現しているか選ぶ
- 上級生対下級生で戦う体育祭
- 成績よりも未来への方向性を重視するフィードバック面談
- 2週間以内に草で自分の体重を支えられるロープを作ってみるテクノロジーの授業
- 西アフリカの満月の夜だけ開かれる学校
- 思考の瞬発力を鍛える薩摩の詮議
- プロのミュージシャンのライブを譜面に起こし、音大生が演奏する音楽の授業
- 本をツケで買わせる家庭教育
などなど、とても好奇心をくすぐる授業が満載。
人間の感性をより磨き、AIとの差別化をしていく。これから生きる上で必要となる自由な心と視点を教えてくれる本です。
本書を読み、仕事を好奇心と創造性を磨く場所にしていきたいと思いました。
全ての社会人にオススメしたい一冊😌
大人の非認知能力を鍛える25の質問
「自己啓発本を読んだけどあんまり変わらないな😓」
読書好きな人は誰でも経験することだと思います。
本書では、自己肯定感、自分軸、主体性、オープンマインドなど、激変の世の中を生き抜くために必要な非認知能力を身につけるためのスキルをたくさん紹介してくれます。
非認知能力を鍛える思考;
- 人間は1日に6万もの思考をすると言われているが、そのうち8割がネガティブなもの→良いところに目を向ける習慣を身につけ、自分を肯定してあげるようにする
- 自分という個性を肯定せずに生きてきたから、自己肯定感が低い→小さなことでも良いことを見逃さないのが大事
- 成功しても、失敗しても存在価値に変わりはない
- 寝る前に今日の自分へ労いや感謝を伝えると自分の価値が上がっていく
- 他人との比較は完全にはなくならない→今すぐにできそうな相手のいいところを真似てみる
- 大きな結果を求めすぎると挫折しやすい→小さくても成長しているプロセスを楽しむ
- 意見はその誰かにとっての正解でしかない→同調も同意も必要なく、ただ肯定してあげるだけで良い
- できないを分解すると、やったことがない、やり方を知らない、教えてもらっていない、慣れていないのどれかになる→まずやってみる、学ぶ、教えてもらう、繰り返し行うで解決してみる
- 試行錯誤を繰り返すと、どんどん成功体験が積みあがる→ポジティブなサイクルが繰り返されると前向きになる
- 上手くいかないときも、責任を転嫁せず問題解決に集中するのが主体的に生きること
- 楽しいが最高のご褒美
- 行動は広く浅く始める→そのうちやりたいことが見つかる
- 人の意見を取り入れられる自分にプライドを持っていくと勝ち負けにこだわらなくなる
- 誰かに応援してもらうためには、自分の以外の利他的な何かが必要
- これまで通りにやって結果が出ないのであれば、やり方を変える→結果を出すのに必要なのは、物事を別の視点から見るスキル
キャリア構築の本はたくさんありますが、本書のように「生き方をつくっていく本」はなかなかありません。
無意識な思考の癖をリフレームし、ポジティブな考えに向かわせるのは新しい発見でした。
自分を変えたいと思う全ての方にオススメしたい一冊です😌
まとめ
いかがだったでしょうか。
やはりいろんな人の知恵や経験を学べる読書はいいものです。
これからは3ヶ月に一度、印象に残った本をどんどん紹介していきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
なお、これらの本はaudiobookでも取り扱っています。
興味のある方は以下の記事を参考にしてください。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント