シンガポール駐在員が覚えるべき各国言語表現5選

シンガポール

こんにちは。fsです。
僕はシンガポールに駐在していますが、業務の一つとして東南アジア各国への出張があります。

現地のお客さんへのプレゼンや交渉がメインになりますが、たまに

英語が全く通じない💦

という現象が起こります。

もちろん、現地語に対応してくれるスタッフを同行させますが、

  • 相手が何を言っているかわからない
  • 会話についていけない
  • 同僚の通訳が追いつかない

などがあり、ただ座っているだけという虚しい経験をしたことが少なからずありました。

全ての国で現地語を使いこなすのは現実的ではないですが、打ち合わせの内容が全くわからないのも問題。
逆に少しでも現地語を覚えると相手も心を開いてくれ、もらえる情報も増えたりします。

というわけで今回は、シンガポール駐在員が覚えるべき最小限の現地語を紹介していきたいと思います。
現役駐在員の方はぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

なぜ現地語を覚える必要があるの?

東南アジアでも英語が仕事のメイン言語になりますが、英語の習熟度は国や会社によって異なります。
日本でも英語に慣れている企業は比較的英語でも意思疎通ができますが、慣れていない企業もあるのと同じことです。

また、英語の発音も国によって癖があり、正しい英語を話しても通じないこともあります。
昨年、タイのマクドナルドでチーズバーガーを注文したのですが、Cheese burgerと発音しても全く通じませんでした。
仕方なくメニューを指差したら、
「あー、Cheese bur -ger!」
と後ろのガーをかなり強調して言わないと通じないとのことがわかりました。

難しい話をする商談だともっと顕著で、

意思決定に関わる大事な内容は現地語でコミュニケーションされることが多い

というのが事実です。

覚えるべき各国言語5選

もちろん、現地語に精通しているメンバーを連れていけば商談自体はなんとかなります。
ただ、同行したのに座っているだけでは、

  • コストの無駄
  • メンバーをサポートできない
  • お客さんとのコミュニケーションができない

などのデメリットもたくさんあります。

なので、多少現地語を理解できるにこした事はないです。
東南アジアでメインに話されるの言語は以下の通り多様なので、

メイン言語備考
シンガポール中国語英語は公用語であるが中華系が大多数の国なので中国語の方が通じる
マレーシアマレー語
インドネシアインドネシア語
タイタイ語
ベトナムベトナム語
フィリピンタガログ語英語は公用語ですが、タガログ語の方がメイン
東南アジア主要6国のメイン言語

これらを全部習得するのは時間的にも不可能です。
ただ、それぞれの言語の重要な部分だけ覚えておくと商談の内容もある程度わかっていきます。

ここでは最低限必要な現地語を5つほどピックアップしています。

挨拶

どの国でも基本となるのが挨拶。
各国の挨拶表現を覚え、良いスタートを切りましょう。

メイン言語挨拶
シンガポール中国語ニイハオ
マレーシアマレー語サラマパギー
インドネシアインドネシア語サラマパギー
タイタイ語サワディー・カップ
ベトナムベトナム語シンチャオ
フィリピンタガログ語マガンダン アラウ
東南アジア主要6国の挨拶

Yes/No

言語の基本になりますが、これが一番重要です。
どの国のYes/Noもシンプルなので、ささっと覚えてしまいましょう。

メイン言語Yes/No
シンガポール中国語シー/ブーシー
マレーシアマレー語ヤー/ティダッ
インドネシアインドネシア語ヤー/ティダッ
タイタイ語チャイ/マイ
ベトナムベトナム語ヤァッ/ホン
フィリピンタガログ語オーポ/ヒンディ
東南アジア主要6国のYes/No

できる/できない

相手が可能性を検討しているときによく使われます。
この単語が使われているときは、なんかを検討してるなってことがわかります。

また、お願いするときも知っておくと便利です。

メイン言語できる/できない
シンガポール中国語クーイー/ブークーイー
マレーシアマレー語ボレー/ティダッボレー
インドネシアインドネシア語ボレー/ティダッボレー
タイタイ語ダーイ/マイダーイ
ベトナムベトナム語コーテー/ホンテー
フィリピンタガログ語プエーデ/ヒンディプエーデ
東南アジア主要6国のできる/できない

数字

数字のヒアリングや交渉時に知っておくと便利です。
0から10までと、百、千の言い方ぐらいまで覚えておくと良いです。

ここではそれぞれリンクをシェアしておきます。

数字がわかると、不思議となんの話をしているかの想像力が一気に上がります。
少し大変ですがぜひ覚えておきましょう。

ありがとう

相手の協力に対してのお礼や面談の締めくくりに使います。
感謝の意を現地語で伝え、キッチリと締めましょう。

メイン言語ありがとう
シンガポール中国語シェイシェイ
マレーシアマレー語テリマカシー
インドネシアインドネシア語テリマカシー
タイタイ語コップン・カップ
ベトナムベトナム語カムオン
フィリピンタガログ語サラマッポ
東南アジア主要6国のありがとう

覚える必要があるのはこれらの5項目だけ。
何歳になっても覚えられる範囲ですし、何よりローカルの人との距離が縮まっていきます。

郷に入っては郷に従えではないですが、海外で仕事するための最低限の誠意かなと思います。

まとめ

今回のまとめは以下の通りです。

・東南アジアで完全に英語ネイティブの国は存在しない
・英語だけを前提で仕事をしようとすると詰むときがある
・大事な話は現地語でコミュニケーションされることが多いので少しでも触れておく
・覚えるべき表現;
 ①挨拶
 ②Yes/No
 ③できる/できない
 ④数字
 ⑤御礼
・以上5つを覚えるだけで相手からの印象や商談の理解度が爆上がりする

6年間駐在した中で感じるのは、

どの国も多かれ少なかれ英語へのコンプレックスはある

ということです。

現地の言葉でコミュニケーションしつつ、お互いに英語への苦手意識を共有すると親近感が出てきます。

ビジネスは相手の心を開いていくのが最初の一歩なので、ぜひ5つの言語表現を覚えて相手の心をつかんでいきましょう。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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