駐在員が帰国後に絶望すること

仕事

こんにちは。fsです。
日本に帰国して、早数ヶ月が経ちました。

現在、僕は東京で勤務しておりますが、8年ぶりの日本での仕事に戸惑うこともしばしば。
そんなわけで今回は、僕が日本に帰国した後に絶望したことをシェアしていきます。

帰国後に絶望したこと

それでは早速やっていきましょう。
今回は5つほどピックアップしました。

通勤

最初は通勤です。
リモートワークが普及し、コロナ前よりは良くなったものの、相変わらず東京の朝は混んでいます。
座れることがないのはもちろん、少し寝坊するとギュウギュウになるのが朝の電車。
満員電車に揺られ1時間、オフィスにつく頃にはクタクタになっているのが実情です。

僕がいたシンガポールも電車通勤でしたが、日本の通勤ラッシュみたいな光景はありませんでした。
「押し潰れるくらい混んでるなら、遅刻した方がまし」というマインドセットなのでしょう。
少しでも混んでたら、みんな次の電車に乗っていました(笑)。

このようにギャップが一番大きかったのが通勤です。
最近は早起きをしたり、時差勤務を利用したりしてラッシュを避けています😌

意思決定の違い

海外だとほぼ自分の裁量で仕事ができますが、本社だとそうもいきません。
いろんな関係者の合意形成をしないとめちゃくちゃ怒られます。

先日、新規の取引先の登録をしましたが、稟議書を3回も書くことになりました😓
その度に協議者を複数入れ、重箱の隅をつつくような質問に答え、数週間経ってやっと承認が下りる。
リスク回避を最優先する日本企業あるあるです。

海外で素早い意思決定を進めていた僕にとって、これが一番の苦痛でした。
ただ、慎重な決裁プロセスは日本の文化的な側面が強いので、一人でできることは限られています。
お客さんを待たせないよう、業務量でカバーしながら対応している今日この頃です😌

勤怠管理

シンガポールではほぼ無縁だった勤怠管理も大変です。
部下の残業時間はもちろん、自分の勤怠も細かく管理されます(管理職なのに😅)。

常にパソコンのログイン/ログアウトを見られ、少しでも就業時間からズレると理由を書かなければなりません。
残業を抑制したいにも関わらず、逆に作業が増え効率ややる気が下がります。

また、非管理職に多くの仕事をさせられないので、管理職の負担だけ増えていくシステム。
特に上場企業の厳しさはハンパないです。

ブラック企業は論外ですが、ガチガチに縛りすぎるのも考えものだとモヤモヤさせられます。

会議の数

社内会議の多さも面食らったことの一つです。
コロナでウェブ会議が定着したからか、何事も会議で合意形成をとることが習慣化されたように思います。

担当者同士が電話で済ませられるような事も関係者全員入れてミーティング。
必然的に30分単位で会議が積み上がり、一日に何件もの社内打ち合わせが入ったことも。

会議が増えればそれに関する資料も増えていきます。
何件もの会議をこなし、空いている時間で資料を用意する。
ザ・非効率の典型です。

こればかりは僕のポリシーに反するので、重要なこと以外は欠席することにしています。
いなくても問題ない会議であればサポっても何も言われませんからね(笑)

花粉

身体的に一番辛かったのがこれです。
海外ではスギ花粉は全くありません。

2月の後半から、目や鼻が急にむずむずし出しました。
ピークなると目はかきたくなりますし、鼻水はとめどなくでます。

薬もあまり意味をなさず、花粉症の症状と副作用でだるくなり、仕事のパフォーマンスが一気に落ちます。
あまりの辛さから、上司に

「花粉のない沖縄で1ヶ月ほどリモートワークしたい!」

と提案しましたが、一瞬で却下されました(笑)

レーザーも試しましたが効果は薄く、何回か体調を崩しながら仕事しました。
来年は他の治療を試してみて、ダメなら本当にリモートワークを検討します!

まとめ

今回のまとめは以下の通りです。

帰国後に絶望したこと;
・東京の通勤ラッシュ
・日本的スローな意思決定プロセス
・非効率でやる気が下がる勤怠管理
・意味のない会議の多さ
・世界唯一のスギ花粉

僕も海外赴任を経験する前は典型的な日本スタイルのサラリーマンでした。
一方、日本を離れて仕事すると、

「これはキツイな😓」

と思うこともいくつか出てくるようになります。

海外の方が良いということでなく、

日本の環境も改善できる部分があり、そのために外の経験を活かす

ということが大事なんだと思います。

帰国後に絶望したことはありましたが、この違和感を組織運営などに活かしていけたらと考えています。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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