こんにちは。fsです。
すっかり暑くなり、本格的な夏に入りました。
さて、今回も恒例の書籍紹介です。
僕が今年の第2四半期に読んだオススメの本を紹介したいと思います。
本好きの方はぜひお読みください。
2025年Q2 オススメ書籍9選
それでは早速紹介していきます。
今回は9冊ほどピックアップさせていただきました。
NVIDIA大解剖
話題の企業に興味を持ったため、書店で購入。
本書ではNVIDIAという企業の意思決定手法や組織、人材を解き明かしています。
Tips;
- ファンCEOはGPUがAIに適していることがわかった瞬間、経営資源を一気に振り向けた
- 生産設備を自社で保有すると固定費がかさむ→戦略的にファブレスへ
- NVIDIAはハードとソフトの両方で競合を上回っている
- フラットな組織でCEO直属の部下は60人
- 関心ごとトップ5を全社員がCEOに送り、変化に対する感度を上げる
- 中期経営計画は作らず、最終的なゴールを目指す
型破り経営と言われていますが、ものづくりに対する強いこだわりを持った企業だと思いました。
創業時の話も記載されていて、読み物としても面白い。オススメです😌
新・半導体工場の全て
パソコン、スマートフォン、テレビなど、様々な電子機器にはインテリジェント機能が組み込まれています。
それを可能にしている半導体。
一方、半導体がどこで、どのように作られているかは意外と知られていない。
本書は、半導体の設備、材料、プロセスを一通り解説しています。
Tips;
- 半導体は設備産業
- ウェハーに使うシリコンの純度はイレブン・ナイン
- 単結晶のシリコンは絶縁物に近いため、不純物を混入させる必要がある
- 半導体工場の立地の必要条件は水、電気、高速道路
- 純度を上げるには大量の電力が必要で、電気代高い国では生産できない
- フレキシビリティのあるTSCM、独自性のインテル、大量生産のサムスン
- 製造ラインへの入室は秘密保持契約を結んでから
半導体独自のものづくりや商習慣を学べます。
業界関係者だけでなく、知識としても役立つはず。
全てのビジネスマンにオススメしたい一冊😌
スターバックスはなぜ値下げもCMもしないのにずっと強いブランドでいられるのか?
世界中に高いブランドを保ち続けているスターバックス。
本書では独自の哲学、知識と伝統を要約した彼らのコレクションが詰まっています。
Tips;
- スターバックスはブランドをつくろうとしたことはない
- 抜きん出ている企業は「どこにでもある」を「他にはない」にしている
- 話を作るのではなくありのままを伝える
- 従業員が他人事になってしまうプランは良いマーケティングとは言えない
- 仕事を楽しいと感じている従業員は、マーケティング活動に奇跡を起こすことができる
- 人が見限るのは会社でなく、人である
内容が面白いのはもちろん、チャプターごとにケーススタディがついていて、自分の仕事を見つめ直すヒントになります。
様々な業種のビジネスパーソンにオススメしたい一冊😌
妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話
縮む市場、激しくなる競争、そんなレッドオーシャンでも相模屋という豆腐メーカーは伸び続けている。
本書では、一介の営業マンが相模屋を日本最大メーカーに成長させることができた理由を社長との対話形式で紹介しています。
Tips;
- 利益率は結果であって目標じゃない
- 面白いことをやろうとすると業界が活性化する
- 意味のある”非効率”は大事
- 他人の判断基準に従って自分で考えなくなると大企業病の始まり
- ボリュームゾーンは採算ベースにのせることに集中すれば良い
- 組織の熱量を上げるには全員参加、全員一致を目指さないこと
- 世界を広げることができたなら成功と言ってもOK
- 再建は現場の気持ちを大事に
僕らは真面目に数字を意識しすぎて、会社を停滞させているのかもしれない。
仕事で優先すべきことは何なのか、改めて考えさせられる一冊。オススメです😌
世界を変える100の技術
日経BP社が厳選した注目技術100選。
世の中をワクワクさせる画期的な技術が盛りだくさん。
Tips;
- AIを使って材料の開発を支援するマテリアルズ・インフォマティクス
- パッケージデザインにかかる時間を半減するデザイン支援AI
- データセンターの液体冷却
- 画像解析で早期がんの可能性を見つける内視鏡AI
- 牛や鳥などの細胞を培養して作る食用肉
- 電流で食品の味を変える電気味覚
- EVを基本にエンジン車にも流用できる車体骨格
- 全天候に対応できるスマートタイヤ
本書に書かれている技術はより便利で持続可能な世の中を実現できそうなものばかり。
メーカー勤務の僕にはとても参考になります。
ものづくりやサービスの可能性を感じられる一冊。オススメです😌
忙しさ幻想
忙しさとは状態ではなく、心の感じ方。
本書では忙しさ幻想から解き放つ具体策が書かれています。
Tips;
- 1日のスケジュールはやるべきこと、やりたいことを中心に組み立てる
- 最低限の締切日と最高の締切日を設定する
- 休むことを「次に進むための準備時間」と捉える
- Want Toリストで1日を生きる
時短術は心の余裕につながらず、それよりもやりたいことを中心に予定を立てることの重要性を本書では説いています。
ページ数も多くなく、読みやすい1冊。オススメです😌
道ばたの石頃をどうやって売るか?
ユニークの考えを思いつける人は視点を変えることができる。
「視点を変える」には頭のスイッチを切り替えるための技術が要る。
本書ではそれを紹介しています。
Tips;
- 行き詰まったら思い切り極端なことを考えてみる
- 思い付きを増やしてアイデア深度を上げる
- ダメな自分を受け入れることからスタート(かっこつけてもいいアイデアはでない)
- 会議の場には笑いがあるとベター
- アイデア出しには下手な鉄砲をどんどん打つ
- 本当のインプットとは、自分の知らない世界を知ること
クリエイティブな人が面白い考えを思いつくために日々実践していることを学べます。
すぐに創造的には慣れませんが、本書の内容を繰り返すと頭がだんだん柔らかくなってきます。オススメの一冊😌
君は戦略を立てることができるか
経営戦略論はビジネス戦略には適していないかもしれない。
本書では小回りの利く、戦略の概念を学べます。
Tips;
- 達成すべき目的があり、資源が有限だから戦略は必要
- まずは”目的”を明確にする(課題を先に解決してはいけない)
- 投下可能な資源をリストアップし、優位性を分析する
ケーススタディで目的の設定の仕方と資源優位性の立て方を学べます。
一般的な戦略本でしっくりこない方におススメしたい一冊😌
仕事を上手に圧縮する方法
表紙に惹かれ、購入しました。
より大きな仕事を任されながら、時間を短縮し成果を上げる。
本書はそんな”仕事の圧縮”のノウハウを紹介しています。
Tips;
- 細かい雑務は成果にはならない
- 資料の見た目や礼儀は優先しない
- どんな局面でも話は2分で済ませる
- スキマ時間のやることは所要時間で考える
- 成果はゴール設定×効率化で成り立つ
- メモは書いたら捨てる
- とっかかりは40点の精度でOK
- 手に負えない課題はとにかく真似る!
- 同じ結果となる代替手段でルールを変える
- 自分なりのアイデアを出せた時はしっかりと評価
- いかにみんなが納得できる案を出せるか?が大事
僕はリーダー職についていますが、どうしても仕事量にパンクしてしまいます。
そんな時、本書の内容でだいぶ助けられました。
すべての管理職におススメしたい一冊😌
まとめ
いかがだったでしょうか。
面白い本をたくさん見られる東京は良いですね😌
これからも印象に残った本は当ブログでどんどん紹介できたら幸いです。
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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