こんにちは。fsです。
今年の10月で駐在員生活をスタートして4年半が経ちます。
すっかり”古株駐在員”になり、後輩社員から
「海外駐在員ってどうですか?」
とよく聞かれるようになりました。
そんなときはいつも、
待遇は良いけど、ストレスは半端ない💦
と答えています(笑)
結論はシンプルですが、もう少し具体的に説明する方が良いですね(笑)
そんなわけで今回は
- 海外駐在を希望している方
- これから海外赴任予定の方
- 海外駐在でストレスを感じている方
に向けて『海外駐在員独自のストレスとその解消法』を僕の実体験をもとにシェアしていきたいと思います。
「海外赴任って大変そうだけど大丈夫かな😓」
「駐在してみたらマジしんどいわ😩」
こんな方にお読みいただければ嬉しいです。
それではご覧ください。
海外駐在員独自のストレスとは
僕は学生時代にヨーロッパへ留学していたので海外アレルギーはなかったのですが、それでも駐在生活は日本と比べ物にならないくらいストレスがありました。
何度も、
「断っておけばよかった😓」
と思うほど辛いものでした。
その主な『海外駐在員独自のストレス』は以下の3つです。
とにかく進まない
企業がコストを払って駐在員を置くのは、
未だ実績のない海外で結果を出す
と期待しているからであり、日本である程度成果を上げてきた人が駐在員に選ばれる傾向があります。
選ばれた本人も当然それを自覚してきているので、
「よっしゃーやってやるぞ💪」
と張り切ります。
この高すぎるモチベーションがストレスの原因になります。
なぜなら、
海外の仕事はとにかく進まない💦
からです。
そもそも日本での仕事のパフォーマンスは、周りの環境(勤めている会社の看板や部下の能力など)によって得られることが多いです。
自信満々で海外に来ていざ仕事をしてみると、
- 海外のお客さんからは「あなた誰?」みたい感じで対応される
- 日本の本社からは案件を後回しにされる(返事がこない)
- ローカルの社員はマイペース(モチベーションに温度差がある😅)
などなど、これまでとは全く違う環境に置かれ思うように仕事がはかどらなくなり、理想と現実のギャップに悩みました。
僕も日本だとそれなりに結果を出してきた自信があったのですが、こっちにきて数年間は全く数字が上がらず悶々とした日々を送っていました。
「期待されてきたのに全然結果が出ない😓」
この状況は確かにしんどかったです。
それでも試行錯誤を繰り返し、4年半経った今は楽しく過ごしています。
この辛い時期を乗り切れば大きな経験になりますので
ストレス = 経験
と捉えて過ごすと良いと思います。
ちなみにこのときのストレス乗り切った話も以前記事で書いております。
興味のある方はお読みください。
リーダーとしての経験がない
海外赴任になると、現地社員らを束ねるマネージメント的な業務が多くなってきます。
僕も例外なく、赴任したときの役職は”マネージャー”でした。
元々人との交流が得意でない上に、日本語がネイティブでない現地スタッフの上司となってチームを率いるのは簡単ではありません。
実際に一癖も二癖もあるローカル社員とのコミュニケーションには僕も頭を悩ませました(日本人部下の感覚で接すると100%詰みます😅)。
特に部下との人間関係が上手くいかなくなると、
「この人辞めそう・・・」
「自分で全部やらなければならなくなったらどうしよう😰」
と毎日が不安になります。
※おそらくほとんどの駐在員が同じような悩みを持っているはずです
こんなときは、
「なるようになる!」
と開き直ると良いです。
国籍にかかわらず、どんなスタッフも辞めるときは辞めるので😌
強いて言えば、現地社員と接するときはNG行動を避け、上司としてすべきことに集中し信頼関係構築に専念しましょう。
一旦関係が築ければエネルギッシュに働いてくれます。
実際に僕のスタッフは日本人よりも勤勉に働いてくれています☺️
このあたりは別の記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。
全部英語はしんどい
当然のことではありますが、駐在員になると仕事で使う言語は英語になります。
会議などで1時間だけというのであればやり過ごせますが、1日8時間✖️週5日を海外で働くとなるとそうもいきません。
こればかりは場数を踏んで慣れるしかないのですが、英語が得意じゃない人にとってはかなりのストレスになると思います。
何より、
「こいつ、英語も満足に話せないのになんで海外に来たんだろ?」
という周りからの視線が痛いです。
※実際にはスタッフはこのようには思っていないことがほとんどですが😌
とはいうものの、海外に来た以上は乗り越えていくしかないので、謙虚に英語を学んでいきましょう。
(以前の記事で僕が英語を乗り越えた方法をシェアしていますので、興味のある方はお読みください)
現地で日本人同士のコミュニケーションに苦労する
僕の海外駐在での一番のストレスはこれでした。
海外だと日本人コミュニティから距離があるように見えますが、実は日本で働くより濃密です(笑)
そもそも駐在員は数が少ないので、自然と人間関係の密度が高くなります。
誰とでも上手くやれる人なら問題ないのですが、一度でも
「この人と合わないな😓」
となってしまうと相当なストレスになります。
日本であれば(他の日本人スタッフが多いので)未だ逃げ場がありますが、一旦駐在なってしまうとすぐには帰れませんし、他に頼れる人もなかなか見つからないのが現状です。
おまけに、駐在員は高いポストにつくことが多いので、駐在員同士(特に上司と)の人間関係が上手くいかなくなると、
「これ相談しづらいな。でも決めないと仕事進めないし・・・。どうしよう😩」
こんな感じになり、行き場をなくします。
実際に僕の知り合いの駐在員は日本人同士の人間関係悪化でメンタルを壊し、急遽帰国することもありました。
このような悲劇を防ぐには、信頼できる現地の仲間をつくると良いです。
特に東南アジアの方は「何かを強要すること」が少ない人が多いです。
誠実に接していれば助けてくれますので、ぜひトライしてみてください。
※僕も日本人コミュニティには苦労しましたが、ことあるごとに現地の人に何度も助けられました(参考記事はこちら)
ストレスの解消法
このように駐在員はストレスがたまりやすいので、自分なりのストレス解消法が必須です。
僕が実践していたのは以下3つになります。
よく寝る
コロナの有無にかかわらず、駐在員は非常に忙しいです。
ただでさえ忙しい上、上手くいかないことが多いので心身ともに疲れやすいです。
疲労がたまるとついついネガティブな思考になってしまいますので、睡眠は充分にとりましょう。
駐在員が寝不足になってしまうと、
判断力が鈍る→失敗する→怒られる→ストレスがたまる
このように負のスパイラルになります。
なので、どんなに忙しくても最低でも1日6〜8時間は睡眠を確保すると良いです。
幸い、今はリモートワークが主流になってきたので難しくないはず😌
自分の時間をつくる
駐在員はとにかくいろんな問題に直面します。
どれも初めての経験が多いので、
自分(ひとり)の時間をつくり、その日起きたことを消化する
と良いです。
「あの件はこうすればよかったな」
「明日はこうしてみよう」
などなど、落ち着いて日々の業務を振り返る時間をつくることをオススメします。
駐在生活は毎日が『学びの場』です。
その日経験したことをゆっくりとかつ冷静に見つめ直し、自分の経験値にしていきましょう。
ネタにする
駐在員経験は希少性のある情報です。
この際、駐在生活で受けたストレスを、
笑い話や参考情報としてネタにする
と良いと思います。
辛い経験も文章にしてアウトプットすると自然とストレスが発散されます。
オススメはブログで発信すること。
ストレス発散だけでなく、他のスキルも合わせてついてくるのでオススメです。
これも以前の記事で書いてあるので、よろしければご参照ください。
まとめ ストレスを乗り越え有意義な駐在ライフを
今回のまとめは以下のとおりです。
・駐在員のストレスはハンパない
・駐在員独自のストレスはこの4つ
①とにかく仕事が進まない
②リーダーとしての経験不足に悩む
③英語漬けの日々に苦戦する
④日本人同士の人間関係に苦労する
・ストレス解消法は以下3つがオススメ
①よく寝る
②自分の時間をつくって振り返る
③ストレス自体をネタにして発信する
多くのストレスを抱える駐在員ですが、その経験によって得られるものも多いです。
- 海外駐在を希望している方
- これから海外赴任予定の方
- 海外駐在でストレスを感じている方
がこれを乗り切って、
「有意義な駐在ライフを送れますように🤲」
こう思い本記事を書きました。
少しでも参考になれば幸いです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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