【産学連携】大学の研究室に行って感じた日本の製造業の未来と、共創から生まれた新製品の話

仕事

こんにちは、fsです。
先日、仕事でとある大学の研究室を訪問してきました。

僕にとっては大学の研究室に行くこと自体が初めての経験で、刺激と学びに満ちた大変貴重な機会となりました。

今回は、その研究室訪問での気づきや、そこから実際に新製品の立ち上げに至ったエピソードについてお話ししたいと思います。

訪問のきっかけ:異動先の上司からのアプローチ

きっかけは、異動先の上司からの「面白い技術があるから行ってみないか?」という一言でした。

研究室訪問や産学連携といった取り組みは僕にとって未知の世界。
専門的な議論についていけるか少し心細かったこともあり、今回は頼もしい後輩を何人か連れて一緒に行ってみることにしました。

訪問当日:東京の某有名大学へ

当日はドキドキしながら、東京にある某有名大学へ向かいました。
到着すると、研究室の先生が温かく出迎えてくださいました。

廊下や室内には、ノーベル化学賞や物理学賞といった世界的な賞に関する展示や解説が飾られており、足を踏み入れるだけでその歴史と権威を感じます。

今回紹介していただいたのは、「少量で純度の高い化学製品(素材)を作る」という画期的な最新技術でした。

現在、日本の素材産業は中国をはじめとする海外勢の台頭により厳しい状況に置かれています。
向こうは設備も新しく、スケールメリット(規模の経済)も段違いです。

普通に大規模生産の土俵で勝負していては太刀打ちできません。

そこで提示されたのが、「小回りを利かせ、卓越した技術力を活かして勝負する」というアプローチでした。

大学というアカデミアの現場からこのような実践的かつ具体的なヒントを得られたのは初めてで、まさに「目から鱗が落ちる」体験でした。

産学連携のリアル:企業のサポートと連携の必要性

お話を伺う中で知ったのは、誰もが知る有名大学であっても「研究費が全く足りていない」という切実な現実でした。新しいプロジェクトや基礎研究を力強く推進するためには、企業の資金や事業化ノウハウといったサポートが不可欠なのです。

当日は、すでにそのプロジェクトに参加されている他企業の担当者の方々も同席されていました。

関連する製品の紹介だけでなく、開発時の生々しい苦労話や課題感を聞くことができ、非常に勉強になりました。

どの企業も自社の成長戦略を模索しており、抱えている危機感や課題は共通しています。
自社内だけの適度な競合・切磋琢磨はもちろん大切ですが、今後は企業間の垣根を越えたパートナーシップや連携がより一層重要になってくると強く実感しました。

教授からの熱いメッセージ:「日本の製造業を、一緒に盛り上げたい」

協賛企業の方々のお話に続いて、研究室の教授からもお話がありました。

「少量高品質な製品づくりには、今や海外勢も着目し始めています。これまで日本のお家芸とされてきた技術力や品質の優位性も、いつまで続くかわかりません。

だからこそ、様々な技術やアプローチを組み合わせ、独自の差別化を図っていく必要があります。ぜひ皆さんと一緒に、日本の製造業をもう一度盛り上げていきたいのです。」

大学側からのこの熱い呼びかけに、胸が深く熱くなりました。

ただの研究発表にとどまらない「日本の産業をどう存続させ、成長させるか」という情熱に触れ、自分も会社やチームをどんどん巻き込んで新しい挑戦をしていかなければと決意を新たにしました。

その後:訪問のヒントから「新製品立ち上げ」へ!

今回の訪問で得たヒントは、単なる「良い勉強になった」では終わりませんでした。

研究室で得た知見やアイデアを持ち帰り、自社内で企画を練り上げた結果、なんと新しい化学製品の立ち上げプロジェクトが発足することになったのです。

外部との「共創(Co-Creation)」をスピーディーに推し進め、年内の市場投入(上市)を目指して動き出しました。
嬉しいことに、すでにいくつかの案件で受注を獲得することができています。

今回の体験を通じて、「社外やアカデミアに飛び出して得られる機会は、積極的に活かさなければ絶対にもったいない」と痛感しました。

まとめ

今回の訪問で痛感したのは、企業だけでなく大学(アカデミア)も強い危機感を持っているということです。

現場で真剣に仕事に向き合っている人たちは、日本の産業をどう成長させるか、垣根を越えてあらゆる手を尽くそうとしています。

現状維持に甘んじることなく、社外の知見や大学の最新技術とつながりながら新しい価値を生み出していく——。こうしたオープンイノベーションや産学連携の取り組みを、今後も積極的に続けていきたいと思います。

皆さんの職場や業界では、外部との連携や新しい学びの場を活用されていますか?
おすすめの取り組みなどがあれば、ぜひコメントなどで教えてください!

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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