こんにちは。fsです。
早いもので、2023年もあと3ヶ月になりました。
さて、前回の書評から3ヶ月ほど経ったので僕が今年の第三四半期に読んだオススメの書籍を紹介したいと思います。
本好きの方はぜひお読みください。
2023年Q3 オススメ書籍8選
それでは早速紹介していきます。
今回は8冊ほどピックアップさせていただきました。
しなやかな心とキャリアの育み方
元富士通社員で起業家の著者が、ワークライフインテグレーションを追求するためのノウハウを書いた本。
本書では多様性を受け入れる柔軟性を持ちつつ、主体的に人生を生きるのが「しなやかさ」と定義され、それをどう実践していくかを丁寧に解説してくれています。
Tips;
- 人間、1日に6万回の考え事をし、そのうち80%がネガティブなこと→意識を向ける方向性が大事
- 日本人には我慢が美徳だが、脳はワクワクを求める傾向がある→物事を辛いと思いながら頑張るのは非効率
- 価値観の満たされない状況が続くと体調が悪くなる
- たとえ人並み以下だろうと、人から文句言われようと、「私はこれでいい」という思いが幸せに通じる
- 間違えずに目的地にたどり着くことだけがゴールじゃない→失敗してもまた戻ってやり直せば良い
- 大人になると人の真似をしなくなる→真似ることは生きた学びの実践
- 遊び心を忘れずに、ワクワクすることを自分で創り出す工夫が辛いことを楽しいことに変える力になる
- メーカーの人は、金を稼ぐだけでなく「その人を幸せにするもの」を作る
- できない気持ちになると、脳はその理由に関する情報を集め始めてしまう→「どうやったらできるのか?」を考えるって大事
- 目標の価値は今の自分をどれだけプラスの方向に変えていくかで決まる
- 他人と「一緒に取り組めば何かが生まれるだろう」という漠然とした気持ちで関わっても上手くいかない→各々の強みを把握して掛け合わせることが大事
- もし喪失感や落ち込んだ気持ちが続くようであれば、自分の居場所ではない
- 何かをやれば、なんとかなるという自信が芽生えてくる→経験することは偉大
穏やかな口調で書かれていますが、優しさの中に芯の強さを感じます。
起業家なだけあって、ミドル層以降のキャリア形成の参考になります。
アラフォー以上の社会人にオススメしたい一冊😌
喜ばれる人になりなさい
”伝え方が9割”の著者が書いた、「喜ばれる人になりなさい」をテーマにした母と子の物語。
著者が飲食店チェーン経営や著書出版に至るまでに母から得たがアドバイスをエッセイにて書かれています。
印象に残った言葉;
- お金も買えるお金、それが徳
- 自分が好きなことに時間を費やしていると、周りも楽しく生きられる
- 自己肯定感を持つためには自分なりのシェルターが必要
- ビジネスでは相手の気持ちや痛みを理解することが大事
- 商品の先にあるもの(お客さんの笑顔)を忘れない
- 強すぎる我は商人の大敵
- 非効率さの価値にも目を向けよう
- 結婚式よりお葬式を大事にする
- スキルや才能は困った人を助けるために使うもの
- 世の中の全ての仕事は”応援”
- 自分を愛することができれば、人を愛することができる
経営者の物語で、商人としてどうあるべきかが書かれていおり、ビジネスにも参考になる内容です。
また、著者のお母さんの温かさを感じる言葉が所々に書かれていて、とても純粋な気持ちにさせてくれます。
全てのビジネスマンにオススメしたい一冊😌
なぜミーティングで決めたことが実行できないのか
「ミーティングの回数の割に結果が出ないことが多い💦」
そう感じることが多いので購入しました。
本書では、ミーティングの目的を「自分達のアイデアや行動で希望のある未来をつくる」とし、アウトプットを上げるための方法を教えてくれます。
Tips;
- ミーティングは短い時間で価値観の異なる複数人をまとめるスキルの一つ
- 良いミーティングの方程式:成果=アイデア✖️実行✖️継続・改善
- 正しい使い方が定着すれば、組織文化が良い方向に変化し、その環境で仕事をすれば人が育っていく
- 負荷のかかるアイデア出しや決定はミーティング中に行う
- 階層が異なるメンバーには、自分のできることを考えて提案してもらう
- 否定する意見は必ず改善提案をセットにする
- 決めたことに取り掛かるベストなタイミングは直近の空いている時間→ミーティングで決まったタスクを少しだけ行って解散する
- 実行力を上げるためには、①小さく始め、②完成度を下げ、③短い時間で行う
- レビューミーティングは実行していくチームごとで小規模に行う
- 全員が集まるのが難しい場合は早期開催を優先する
本書で書かれていることを定着させることできれば、自立したチームをつくれるような感じがします。
私も試してみたいという内容がたくさんありました。
組織を率いるリーダー層にオススメしたい一冊😌
夢と金
タレントで絵本作家でもある、西野亮廣さんの本。
「希望を持つためには夢を語り、お金を学ぶ必要がある」
夢を実現するためには、知らないものに自分から近寄り、仮説・検証・実験を繰り返し、人を助けるために必要な手段を探していくことが大事で、その手段(お金)についてのお話です。
Tips;
- 人はお金が回らなくなったら自殺を選び、犯罪を選ぶ
- お金は上手に使ってくれる人のところに集まる
- 高価格を無くしたあと待っているのは「お金に余裕がない人」からお金を取る世界
- プレミアムは競合の中で最上位、お客さんが値段を決める
- ラグジュアリーは競合がいない、売り手が決める
- 夢=認知度ー普及度
- ラグジュアリーを作りたいのであればまずは認知度を上げること
- 商品を高く売るには技術以外の何かが必要(あらゆるサービスは満足ラインを超えているから)
- ”応援シロ”を作ってファンを増やせ
- 商品の何が売れているのか(機能なのか意味なのか)に注目せよ
- いつだって、モチベーションを産んでくれるのは小さな結果→それを繰り返すことが大事
お金というよりマーケティングに近い内容ですが、今の日本人に欠けている価値の考え方を丁寧に教えてくれます。
夢の実現や人を助けるためにお金を稼いでいく大切さをこの一冊で学んでいきましょう。
全ての商売人にオススメしたい本です😌
人を選ぶ技術
成功を目論むならば、「誰とやるか」がとても重要。
でも、その実行はとても難しく、ノウハウも共有されていない。
「もし、人を見る目を科学的に伸ばす方法があれば、学びたいか?」
本書はこれをテーマにしています。
参考になったTips;
- 人の見極めは会社や人生を左右するほどの大きな影響を与える
- 役職が上がらないと人は選べないが、偉くなってからでは遅すぎる→若いうちから人を見る目を養うべし
- 粘り強さと鈍感力は優秀さの一つ
- 完璧な人間はいないので、その人の負の部分をコントロールするマネジメントが大事
- 相手のとった行動にフォーカスすれば、その人のコンピテンシーが見える
- 好奇心、洞察力、共鳴力、胆力でその人の器をみろ
- 幾つになっても自分を変革でき、成長できるポテンシャルを持つのが望ましい
- 自分の思考の傾向がわかると自他に対する客観的な思考を鍛えられる
- 相手からエピソード引き出し嘘を見抜く
社会人になって十数年経ちますが、一緒に働く人の重要さを日々感じています。
良い人に当たれば、自分でやる倍以上の効果が得られます。
そんな人を選ぶノウハウが詰まった一冊。
中堅以上の社会人にオススメしたいです😌
マネージャーのための人事評価で最高のチームをつくる方法
『自分の役割やミッションを理解しているかな?』
『人事制度は一応あるけど、適切に運用されていないな』
『組織をより良くしたい』
管理職になってからずっと、こんなモヤモヤを抱えていました。
とはいうものの、人事のことは良くわからないので本書で学ぶことに。
Tips;
- マネージャーのやりがいは「たった一回の目標設定で、その人の人生を好転させるきっかけを作れること」
- 人事制度は変えられないが、やり方はマネージャーの判断一つで改善できる!
- 理想は「マネージャーが何も言わなくても、メンバーが自発的に動き新しいことにチャレンジしている」状態
- 人をコストではなく、資本として捉えそれを最大化するという考え方がミソ
- どういう人材を評価するのかをマネジメントと握る
- 評価の指標は成果と成長
- 簡単すぎる目標は成長を鈍化させる
- 個人でできるものなのか?チームでやるのか?達成までの過程を整理する
- 「何をやめるか」も立派な目標
- 会社の人事制度は全員に共通する制度になっているので使いづらい部分が出てくる→マネージャーはこれを理解した上で自分のチームにカスタマイズしていくことが大事
- 評価のための評価ではなく、「成長のための評価」という位置付けにする
どのようにスタッフを評価していくかをわかりやすく学べます。
僕も本著を読み、人事考課で試してみたいアイデアがどんどん浮かびました。
全ての管理職の方にオススメしたい一冊😌
信用2.0
『信用されていない人にはお金やチャンスがやってこない。でも、信用ってなんだろう?』
ホリエモンがこれからの自分の価値を上げるための”信用”について教えてくれる本です。
Tips;
- 信用をバランスシートの無形資産のようなもの→本当の信用は目に見えない価値から生まれる
- 目に見える資産はシェアリングとか無償化といったトレンドをからみてとれるように価値が減ってきた
- 自分の無形資産は「やり遂げたこと」の数に比例する
- 人がやらないこと/やりたがらないことをやれば無形資産は増えていく
- 他人の失敗を覚えている人はいない→だからバカになって挑戦することが大事
- 実際にやってみることに優る経験はない
- その道一本で大成できる人は限られているので複数の経験を組み合わせて新しい価値を出すていくことが寛容
- できる限り打席に立つことが無形資産の積み上げの近道
- 慎重な人間なんて存在せず、他人の目が気になって動けなくなっているだけ
自分の積み上げてきたことは使い方次第でさまざまな可能性があり、お金よりもそれを伸ばしていくことだと著者は述べています。
『失敗を恐れず、愚直に毎日チャレンジしていく』
とても大事なマインドセットを学べます。オススメです😌
変化を嫌う人を動かす
『新しいアイデアを提案しても全然受けれてもらえない💦』
新たにトライして成長するのが仕事の醍醐味ですが、よくこんな壁にぶち当たります。
そこで本書を購入しました。
新規事業や改善提案などを行うときは、必ずと言って良いほど抵抗勢力があります。
僕らは反対されればされるほど、より提案自体の魅力を上げようとします。
ですが、それでは不十分。
何かを反対する人は魅力への理解はあるものの、それ以上に色んな”抵抗”を持っているのです。
本書はそんな”新しいことへの抵抗”にスポットライトを当てています。
Tips;
- 魅力的なアイデアは十分条件ではなく、反対勢力が持つ”抵抗”に目を向ける
- 抵抗値は一朝一夕になくならないので、新しいアイデアへの”慣らし期間”が必要
- 慣らし運転は小さな規模(5〜6人)から始める
- 行き詰まったときは極端すぎるアイデアを比べさせることによって合意を得るのも手
- 何かを変えるときに求められる労力が大きいほど抵抗値も上がる→相手の行動によるコスト(何人もの関係者に説明しなければならないなど)に着目することが大事
- 相手の抵抗を感じたら、承認プロセスの理解し簡素化できるか計算してみる
- アイデアを否定されそうなときは代案を聞く(いずれの結果でも前進する)
コンセプトだけでも十分に斬新ですが、具体例が書かれており一つ一つのテーマが理解しやすい構成になっています。
新しいモノやサービスを世の中に送り出したい人にぜひ一読していただきたい本です😌
まとめ
いかがだったでしょうか。
僕はシンガポールで毎日挑戦する日々を送っていますが、これらの本に助けられました。
やっぱり、本から新しいアイデアや知恵をお借りすることは大事ですね😌
これからも印象に残った本は当ブログでどんどん紹介してたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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