中間管理職の楽しみ方

仕事

こんにちは。fsです。
僕は某メーカーのシンガポール支店で課長、いわゆる中間管理職についています。

中間管理職というと

  • 上司と部下の板挟み
  • 現場と経営の摩擦

などで苦しむイメージがあると思います。

「絶対なりたくない😩」

なんて若い人も多々いるかと。

僕は入社して9年間担当業務を行った後、中間管理職につきましたが、

「担当者のときより数倍面白い」

と感じます。

今回はこれから中間管理職になる若い方、日々悩んでいる現中間管理職の方に向けてその魅力と楽しみ方を解説していきたいと思います。

中間管理職の魅力

中間管理職の魅力をまとめると以下の3点に尽きるかなと。

  • 裁量が増える
  • 適度なプレッシャー
  • 現場も見られる

裁量が増える

1番の魅力は仕事の裁量が増えることです。

担当者の頃は自分で決められる範囲がすごく限定的です。

例えば、お客さんと話しても、

「持ち帰って検討します😅」

なんてことが多く、自分で仕事をしている感じがしません。

管理職になると自分で決められることが増えるので、交渉ごともポンポンと進みます。

つまり、ある程度仕事をコントロールできるようになります。

この環境にいるだけで

自分で考える力

が自然と身につきますので、できるだけ早く経験しておく方が良いです。

適度なプレッシャー

裁量がある分それだけプレッシャーもありますが、中間管理職のいいところは責任範囲が限定的というところです。

課長の上には部長、本部長、役員と上位役職がまだまだたくさんいるので、とらさせる責任は大したことありません。
悪くてもどこかに飛ばされるくらいで、命までは取られません。

なので裁量権を利用して、新しいことにチャレンジしまくった方がコスパが良いです。
僕はこれを最大限利用し、新部署を立ち上げちゃいました。

ある程度の予算ももらい、毎日面白いと思ったことに挑戦し続けています。

会社を有効活用できる

これも中間管理職ならではの面白さかなと。

現場も見られる

中間管理職は実務も求められます。
いわゆるプレイングマネージャーなので、上級管理職よりは業務量は増えます。

一見大変ですが、現場を見られるのは業務量のデメリットを上回る魅力があります。
上級管理職で権力を持っていたとしても、現場を知らないと意思疎通に苦労しますし、何より新しい価値創造のヒントは現場にあることが多いからです。

僕は営業やマーケティングの仕事がメインなので、お客さんの一言一言を商品やサービスの開発のヒントにし、経営陣からそのための資金をもらうようにしています。

このように経営の視点だけでなく、現場の視点も経験できるのが中間管理職の醍醐味です。

中間管理職の楽しみ方

中間管理職の魅力はお伝えしたものの、

「辛いことだらけだよ😓」

なんて声もあると思います。

そんな大変そうな中間管理職ですが、以下3点を意識するだけで驚くほど楽になります。

  • ポジションを決める
  • 人間関係は気にしない
  • 今に焦点を当てる

ポジションを決める

中間管理職の役割は、

現場と経営のギャップを理解し、実務レベルでそれを解決していくこと

だと思います。

まずは組織の問題を見つけ、それを解決できるようなポジションを確保することが大事です。

僕の場合はこんな風にポジションを確保しました。

海外のマーケティングを本社がコントロールしている
            ↓
情報共有やサンプル提供に時間がかかり全然進まない
            ↓
海外のスピードに合わせた意思決定が必要
            ↓
本社とは独立したマーケティング組織を創る

このように一度スタンスを決めるとリーダーとしてやることは明確になるので、仕事を進める際に迷わなくなります。

人間関係は気にしない

リーダーとして今までにないことをやろうとすると、上司や部下、社内の他部署などから必ずと言っていいほど反発がきます。

この際に大事なことは

一度スタンスを決めたら、人間関係は気にしない

です。

現場レベルでゴーサインを出せるのは中間管理職だけなので、自分がこうした方がいいと思ったことは迷わずやるべきです。

新しく何かをするとき、誰も結果はわかりません。
仮に失敗したらあとで謝ればいいだけです。

そこでの人間関係がうまくいかなくなっても、環境はいつでも変えられます。
せっかく管理職になったのですから、その立場でやれることをやった方が後々の成長につながります。

今に焦点を当てる

中間管理職はとにかく仕事が多いです。
通常の業務以外にも、上司の意向を確認したり、同僚や部下の文句を聞いたり・・・仕事の優先順位をつけることは担当者よりも大変です。

そこで意識してほしいのが

  • 置き換えができるか
  • あとで修復できるか

です。

管理職はいろんな人に仕事を振れる立場です。
自分でなくてもできることは思い切って全部渡してしまいましょう。

また、自分にしかできないことでも、後で何とでもなること時間があるときにやりましょう。

今しかできないことをやる

このような取捨選択をできれば、管理職独自の忙しさから解放されて楽になるはず。

参考までに僕の例をまとめました。

すぐやらないといけない事 人に振れる仕事 自分しかできないが、時間のあるときにやる仕事
売上に直結する商談 飲み会 上位役職者の愚痴聞き
クレーム対応 目的のない会議のセッティング 部下のフォロー
予算などの意思決定 簡単な資料作成や調査業務 社内の報告書

まとめ 気軽にやりましょう

管理職になるとその分成果が求められ、多くの人はプレッシャーを感じるかと思います。

上述したように、中間管理職は自由に仕事を進められる絶好のポストです。
せっかくその立場を手に入れたのに、ストレスで楽しく仕事ができないのはもったいないというのが僕の考えです。

繰り返しになりますが、

  • ポジションを決める
  • 人間関係は気にしない
  • 今に焦点を当てる

これらを意識すれば、気軽に管理職の仕事を進められますし、そのポストをエンジョイできるようになります。

最後に、本記事を書くヒントになった本を紹介したいと思います。

一見サラリーマンとは関係なさそうですが、プレッシャーのかかる管理職が心の持ち方を考えるいいきっかけになるはずです。
興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

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