海外で活躍するには現地スタッフのサポートが必ず必要です。
ローカル社員から総スカン・・・そうなってしまったら駐在生活は間違いなく詰みます。
多くの場合、駐在員は管理職につきます。
指示をする立場なので全面的に好かれることはありませんが、嫌われないことはとっても大事です。
でもどんなことに気をつければいいんだ?
海外の人との接し方って難しそう・・・
ご安心ください。
最低限のルールを守れば平和にやっていけます。
今回はやってはいけない行動について説明します。
駐在員のNG行動
現地のスタッフに絶対やってはいけないことは以下3点です。
- 怒鳴る
- 無理強いをする
- お礼を言わない
当然のことですが、これらをやってしまうと現地スタッフとのトラブルになります。
海外での仕事はストレスがたまるのでついついNG行動をしてしまう人が多いです。
これらがなぜダメなのか、駐在歴3年の僕が解説していきます。
NG行動その1 怒鳴る
定時出勤や納期厳守など日本では当たり前こともできないスタッフもいます。
そんなときでも怒鳴ることは絶対にやめましょう。
特に人前での説教は必ず避けてください。
この行為は一発レッドカードです。
自尊心の高い現地スタッフはきつく怒られるのが大嫌いです。
怒鳴られた次の日から会社に来ない・・・そんなことは日常茶飯事です。
どんなに愛社精神がある人でも、これだけで辞めてしまうのでカッとなりやすい人は要注意です。
スタッフの行動にイラッとしてもまずは冷静になりましょう。
注意をするときは部屋に連れていき、何がいけないのか論理的に説明してあげることが大事です。
しっかりと説明すればわかってくれる場合がほとんどです。
今は日本でも怒鳴るとパワハラになります。
日本の若手と接するようなイメージをもっておけばOKです。
NG行動その2 無理強い
飲み会の付き合いやお皿に残ったものを全部食べさせるなどの無理強いも厳禁です。
定時後はプライベートにあてたい現地スタッフ。
強引に飲み会に誘うこと自体がハラスメントになります。
飲み会に参加してくれたときも、アルコールはもちろん食べ物の強要にも注意しましょう。
前に現地スタッフ、上司、僕の3人で和食を食べに行ったとき、上司が納豆を強引に勧めたことがありました。
そのスタッフが納豆を嗅いだ瞬間に嫌がってたにもかかわらず、上司は強引に食べさせました。
次の日にスタッフがカンカンになって、退職をほのめかしました。
フォローしてことなきを得ましたが、日本人の感覚で勧めると意図しないとこで嫌がらせになるので注意が必要です。
食事も自分のペースでさせてあげましょう。
NG行動その3 お礼を言わない
これは忘れがちですが、どんな小さなことでも仕事を依頼した後は必ず「ありがとう」を言いましょう。
日本ではコピーをとる、お客さんを応接室に案内するような簡単な仕事対してお礼をいうことはあまりないかもしれません。
でも海外ではスタッフがしてくれたこと全てにお礼を言った方が良いです。
こういった細かい気配りを忘れると傲慢だと思われてしまいますので注意が必要です。
感謝の気持ちは伝わるものです。
恥ずかしがらず「ありがとう」を言いましょう。
まとめ 現地スタッフにはいつもの10倍やさしく!!
いかがだったでしょうか。
駐在員は日本のときより1〜2段上のポストに就くのが基本です。
出向先では役職が上になるので、意図せぬところで偉そうにしてしまいがちです。
気づいたら多くの現地スタッフが敵に回ってた・・・。
こんなことがないように、普段の10倍は気をつかいながらローカル社員と接していきましょう。
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