赴任してすぐにやらないといけないのが家探し。
でもどんな手順で、どんなことに気をつけて探せばいいんだろう?
僕のときは赴任後1ヶ月以内に住居を決めなくてはならず、バタバタしながら探したのを覚えています。
ただでさえ忙しい駐在員。今回は家を決めるときの手順とにポイントについて解説していきます。
家探しの流れ
では家探しの手順を紹介します。大まかにいうと以下の通りとなります。
- 仮住まいを見つける
- 週末に物件を下見
- オーナーと交渉
- 物件の確定とエージェントと契約
- 物件の引き渡し
前任の駐在員と交代する場合は、その人が住んでいた家を引き継ぐことが多いです。その物件の契約期間が終了したら改めて新物件を探すことになります。
僕の場合は新任だったので、最初はService Apartmentというマンスリーマンションに滞在していました。
その他、一時的にホテルに泊まるという方法もあります。
Service Apartmentとホテルの違いはこんな感じです。
Service Apartment | ホテル | |
料金 | S$2,000/月 | S$3,000/月〜 |
朝食 | なし | あり |
洗濯 | 洗濯機あり | ホテルのランドリーサービス |
キッチン | あり | なし |
部屋のクリーニング | 2日一回 | 毎日 |
Service Apartmentは安いですが、朝食と洗濯は自分で済ませなければなりません。
赴任当初はYシャツの洗濯がかなりめんどくさかったので、余裕があればホテルを仮住まいとすることをオススメします。
物件探しは現地のエージェントがやってくれます。会社と提携しているエージェントがありますので、その担当者とメールやチャットでやりとりすることになります。
希望のエリアや条件をあらかじめ伝えておいて、候補物件をリストアップしてくれます。
リストアップした物件を週末に見て回ります(1日に4〜5件)。
僕の場合は1日に10件近く見ましたが、最後の方は頭が疲れてくるので1日に4〜5件までを上限とするといいと思います。
物件が絞られてきたらあとはエージェント経由でオーナーと家具などの交渉を行います。
例えば新品のソファーやテレビを買ってもらうとか、ベッドを大きくしてもらったりとかです。
ここは大事なポイントなので遠慮せずどんどん主張していきましょう!!
大体OKしてくれます。
物件が決まったらエージェントと正式に契約します。手続きは会社で行いますので、基本はサインをするだけで手間はかかりません。
なお、シンガポールでは原則2年契約になりますので、契約してしまったら2年間は変更ができません。
2年以内に引っ越そうとしても、契約で定めた期間の家賃を負担しないといけないのでご注意ください。
この際に水道光熱費の登録も済ませます。エージェントが登録用紙を用意してくれるのでそれに必要事項を記入するだけです。
シンガポールではGIROという銀行引き落としサービスがあるので、この際に申し込んでおきましょう。これを忘れると毎回コンビニに支払いに行くことになり、後々めんどくさいです。
物件の引き渡しの際には各設備をチェックします。例えばエアコンがちゃんと動くかとか、電球が切れていないかとかです。
エージェントからチェックリストを渡されるのでそれを全て確認して、引き渡し完了です。
この際汚れがあったり、壊れてたりする箇所があったら写真を撮っておきましょう。家を出るときに修理費を請求されることがあるからです。
家を決めるときのポイント
家探しの手順がわかったところで次は何を基準に家を決めればいいか。駐在生活3年の僕が考える「重視すべきポイント」は
- 新しさ
- 利便性
の2点だけです。
え、これだけ⁈って思うかもしれませんが、実際に下見ができるのは一件あたり数十分です。
そのような前提で、完璧な物件など見つかるわけがありません。なのであまり欲張らないことが重要です。
そもそもシンガポールの家は日本よりは広いので、気をつけるポイントだけおさえておけば快適に過ごせます。
それでは順を追って見ていきましょう。
新しさ
僕のときはあまり新しすぎるのはよくないと聞いていましたが、そんなことはありません。
断言します。築10年未満の物件をオススメします。
新しい物件のいいところは設備の不具合が圧倒的に少ないという点です。
僕の家は築15年ですが、これまでの不具合は以下の通りです。
- エアコンの故障
- インターホンが鳴らない
- オートロックのカギが開かない
- セーフィティボックスの故障
- シャンデリアのガラスが落ちてくる
- クローゼットの鏡が落ちてくる
- 備え付けドライヤーがショートする
- その他多数
日本とは違うので、新しい物件でも多少のトラブルはありますがそれでもここまではひどくなりません。
ひとつひとつの修理にもコスト(一回あたりS$100以上)がかかるのでトラブルの少ない新しい物件をオススメします。
なお、新しい物件ほど狭くなりますがそれでも70平米以上はある物件が多いので家族連れでも不便を感じることはないと思います。
利便性
次に重要なのが利便性です。
シンガポールの日中はとても暑いので徒歩での移動時間が長くなると疲れます。
また、雨が降るときはほとんど豪雨なので傘をさしても意味がないです。
駅、バス停、スーパーなどよく使う場所から徒歩5分以内の物件を探してみてください。
出張が多い人の場合、空港の近くの方がいいのではないでしょうか?との質問もよく受けますが、その必要はありません。
オーチャードなどの中心地からでもタクシーで30分以内で空港に着けます。
僕の場合は生活の中心が日本食なので、日本食レストランやの日系スーパーが近い場所の方が圧倒的に便利です。
空港付近でもあることはあるんですが、件数が少ないのでやはり中心地に近いエリア(Orchard、River Valley、Novena、Tiong Bahruあたりをオススメします。
前もって調べておきたい方はシンガポール物件サイトを使ってみてください。
物件サイトの例:
結論 新しく利便性のいい物件を探しましょう!!
いかがだったでしょうか。
シンガポールに来て最初に悩むのが家探しです。
どの物件も日本ほどしっかりした作りのあるものは少ないので、ポイントを絞って決めることが大事です。
ちょっとした設備のトラブルなどはありますが、プールやジムなどもついていて日本とは違う経験ができることも事実です。
この記事を参考に、快適なシンガポールライフを送っていただければ幸いです。
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