こんにちは。fsです。
開発購買に異動し、はや2ヶ月が経とうとしています。
僕の部署では、各工場の開発部執務室に赴いて仕事をする「在勤日」という制度があります。これがなかなか一筋縄ではいきません。
温かく迎えてくれる現場もあれば、そうではないアウェーな現場もある。
今回は、そんな少し「塩対応」を受けたときのエピソードをシェアしたいと思います。
在勤日という仕組み
開発購買の定期在勤日は、基本的に月に1回、工場の開発や購買のデスクに常駐するスタイルで行われます。
主な役割は、原料まわりの困りごとヒアリングや、開発検討中の商品のマーケティング支援など。
開発現場のメンバーが本業に集中できるよう、側面からサポートするのが目的です。
前向きな仕事が多く、結構楽しんで取り組んでいます。
複数の工場を管轄しているため、時期によっては毎週のようにどこかしらの工場へ足を運ぶことになります。
ほぼ門前払いからのスタート
少し仕事に慣れてきたこともあり、上司の指示で新たに担当する工場が増えました。
先日、さっそくその工場へと向かいました。
事前のリサーチでは、どうやら前任者があまり通えていなかったらしく、開発購買という存在自体がほぼ初めての様子。
私自身も勝手が分からなかったため、後輩にキーマンを紹介してもらい、意を決して突入しました。
まずは工場のトップにご挨拶。お話を伺うと、その場の空気が少し重い。
状況としては以下のような感じでした。
- あまり利益が出ていない
- 廃番が多く、新規の仕事も少ない
- 前任の担当者が来ていなかった
「せっかく来てくれた申し訳ないんだけど、うちではあまり頼める仕事がないかもね」
――見事に、ほぼ門前払いの洗礼を受けました。
しゅんとしつつも、気持ちを切り替えて次の個別ミーティングへ向かいました。
何とか食いついた執務室
幸い、その後の個別テーマミーティングで面談した開発リーダーは少し親切でした。
作っている製品の概要を教えてくれたり、現在探している原料のヒントを一つだけくれたりしました。
「これで何とかテーマをもらえたぞ…」と、少し胸をなで下ろしたその矢先。
一緒に同行してくれた同僚(前任)が、「別件があるから!」と急に帰り支度を始めました。
「ちょっと待ってくれよ……!」と思わず心の中でツッコミを入れる僕。
さらに、開発リーダーからも「昼まで会議室取ってあるから、そこで作業していいよ」と言われてしまいました。
イヤイヤ、せっかくの定期在勤日なんだから、一緒に現場に入らせてよ。。。
なんとか食い下がってゴネた結果、どうにか執務室の席に通してもらえることになりました。
やはり完全なアウェー
執務室の席を確保し、与えられたテーマに早速取り掛かります。
AIと壁打ちしながら情報を整理しつつ、せっかく開発の近くにいるのだからと、思い切って会話を試みることにしました。
「今使っている原料は調達難易度が高いので、思い切って別の処方に変えてみるのも手ではないか」
そんな提案を投げかけてみたところ、返ってきたのは、
「は?提案なんていいから、まずは言われた通りの作業をやってほしい」
という冷たい一言でした。
内心、「ちくしょう、営業上がりの人間なら何かしら新しい提案を持っていきたくなるもんだろ……」と悔しさが込み上げます。
とはいえ、今は開発購買に来たばかりで、専門知識も圧倒的に足りていない。
「まずは彼らの言うことに極力寄り添い、言われた形からでもやり切ってみるか」と自分を納得させました。
方向性だけはどうにか合意し、その日は肩身の狭い思いのまま執務室を後にしました。
背中に突き刺さるような「こいつで本当に大丈夫か?」という周囲の視線を感じながら、恥を忍んで工場を離れました。
「次の訪問、気が重いな……」
そんなブルーな気持ちを抱えつつも、帰宅後は必死に関連知識を詰め込みました。
その結果、翌週にはブラッシュアップした提案をまとめ上げ、どうにか案件を動き出させることができました。
おわりに
40代になっても、新しい環境ではまるで若手に戻ったような無力感を味わうことがあります。
それでも、現場のリアルな開発テーマやモノづくり背景に触れられる時間は刺激的で面白い。
一方で、事務方出身というだけで色眼鏡で見られたり、熱意や専門性を示さないと同僚として扱ってもらえない厳しさも痛感しています。
こうしたアウェーな経験や小さな壁を一つずつ乗り越えながら、まだまだ成長していきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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