こんにちは。fsです。
今年も3ヶ月が経ち、既に桜の季節になりましたね。
さて、前回の書評から3ヶ月ほど経ったので僕が今年の第一四半期に読んだオススメの書籍を紹介したいと思います。
本好きの方はぜひお読みください。
2024年Q1オススメ書籍6選
それでは早速紹介していきます。
今回は6冊ほどピックアップさせていただきました。
TIME OFF
疲労が蓄積したため、本書を購入しました。
「仕事で成功すること、余暇を楽しむこと。どちらかを選ぶ必要はない。」
本書では生産性と創造性を最大限にするため、戦略的に休む手法を解説してくれます。
Tips;
- 多くの職場では、素早く仕事を仕上げることでお金が払われるのではなく、時間そのものに支払いが発生する→毎日忙しくしていなければいけないプレッシャー
- 1日に集中できるのは4時間が限度→時間ではなくアウトプットを意識する必要がある
- 生産性を失う主な原因は”前のタスクに残存する注意力”→常に自身で締め切りを設定し、時間を確保する仕組みを作るとよい
- チームで行う業務を与え過ぎたらただのおしゃべりや無駄な情報共有に終始するリスクがある→強制的な協力は逆にチーム内の空気を悪くする
- 一方、一人で作業すると誰にも気兼ねせず失敗できるし、アイデアを笑う人もいない→オ創造性につながる
- 忙しい毎日においては、小さな喜びを見つけると良い(散歩や読書など)
- 逆にエネルギーが必要な喜びは休日が来るまでとっておく
しっかりとした休みをとることで”心から誇れる仕事”をしてほしい。
そんな著者の熱い思いを感じられる本です。
全ての社会人にオススメしたい一冊😌
コンサルがマネージャー時代に学ぶコト
マネージャーのスキルを鍛えるため購入しました。
本書では「お金を生むコンサルのマネージャースキル」を学べます。
Tips;
- これからは「フラットかつプラスαの労働はさせられない」ことを前提としたリーダーシップが求められる
- マネージャーのメインの役割は「論点を考える」こと
- 戦略を考えるときは自分達が不利に立つ前提に立つ
- 答えのない仕事に取り組むとき、初志貫徹にこだわらなくて良い
- まとめスライドを用意していないのであればマネージャーとは言えない
- 何事も「3番目のアイデア」を言えるように意識しておく(95%の人が思いつかない)
- 「相手に数字を暗記させる」プレゼンが大事
- 一度利害関係者から外れると顧客も素直に語ってくれる
- あえてロジック量を減らし、メッセージ性をもたすの手
- 考え切っていない状態での議論はただの御用聞きになる
- 自分のこだわり以外は相手に寄せ、余計な衝突を回避
- ロイヤリティは排他から生まれる
- 意識的に暇をつくり考える時間に当てる
本書がすごいのは、当たり前にやっていることも言語化し、読者の僕らが普段から意識できるように書かれているところです。
言葉に落とし込むことで、意識させる。
マネージャーに必要な「アウトプット」が詰まったような一冊。まさにコンサルを感じます。
全ての管理職にオススメしたいです😌
否定しない習慣
近年、組織では”心理的安全性”の確保が謳われています。
それは理解できるものの、
「どうしたらええねん💦」
と思うこともしばしば。
そんなときにこの本に出会いました。
劇的に人間関係を改善する方法、それは否定しないこと。
本著では相手を否定せず、心理的な安全を確保するための実践的テクニックを解説してくれています。
Tips;
- 否定には悪意がない ゆえに厄介
- 話を聞きながら別のことをしている(パソコンの画面など)のも否定
- 論破は良い結果にならない
- 人のへの期待はこっちが勝手にしているだけ→誤差があるのが普通
- どうしたらうまくいくかというアプローチが大事
- コミュニケーションで上手くいかなったときは頭の中で実況中継しつつ反省する
- 能動的な沈黙で脊髄反射的な否定を防ぐ
- つい否定しまったときはすぐ謝ってリカバリーする
- 相手が早口で説明するときは敢えてスピードを落とすのも手
読んでみると、
「こんな細かいとこまで気をつけないといけないんだ!」
と気付かされる点がたくさんありました。
一見当たり前ですが、心して実践しないといけない学びを与えてくれる本。
全てのマネージャーにオススメしたい一冊😌
半導体戦争!
『半導体は安全保障(軍事技術の根幹)である。』
本書では、地政学の観点からグローバルで半導体ビジネスを俯瞰しています。
Tips;
- 半導体戦争は「米欧台韓日+印以」VS「中露」という構図になっている
- 生産技術はアジア、ウエハーは日本、原材料は中国、頭脳は欧米に偏在している
- レアアースの埋蔵量は米国が世界一だが、環境保護の観点で採掘に遅れをとっている
- アメリカでは官民一体となって次世代半導体戦略を立てている
半導体と安全保障。一見、あまりピンと来ませんがとてもわかりやすく解説されています。
読み物としても非常に面白いし、所々にキーとなる技術など記載がありポイントも押さえてありました。
これからの教養の一つとして全てのビジネスマンにオススメしたい一冊😌
我慢して生きるのは、もうやめよう
立ち読みして面白そうだったので購入しました。
本書では、アメリカの心理研究をもとに、ストレス耐性の本質を解説しています。
Tips;
- ストレスは蓄積すると心は衰弱する
- 受け身でいる限り不満やストレスはなくならない
- ストレスの原因は周囲の人に自分を「こう印象付けたい」と思うから
- 嫌がらせを受ける人は良いものを持っている証拠(無害な人は狙われない)
- 心の動揺は自分を理解するための情報
- 怒る前に「なぜそうなったか?」を冷静に考えると現状を論理的に分析できる
- 努力せず成功しても自信は持てない
起こっていることの捉え方を変えるだけで、ストレスをエネルギーにできるんだなと感じました。
「困難も、能動的に取り組めばやる気に変わる」
そんなことを教えてくれる本。
全ての社会人にオススメしたい一冊です😌
資本主義の中心で、資本主義を変える
タイトルに惹かれ購入しました。
世界有数の投資銀行であるゴールドマンサックス(GS)に勤めていた著者が、成長至上主義と長期的なビジネスの間での葛藤がメインに書かれています。
難しい内容なのかなと思いましたが、そんな心配は無用。著者の取り組みがとてもわかりやすく書かれています。
Tips;
- ビジネスの固有の時間軸を無視して、短期的な収益しか見ないのはナンセンス
- 社会のためになることを儲かるようにしてみせる
※ただし、この順番を間違えてはならない - 上場企業は「他人のお金を預かってビジネスを展開している」ことを忘れてはならない
- 是々非々で物事が決まることが本当の意味での規律
- 価値観を共有できない顧客であれば失う覚悟を持て!
- 説明責任はステークホルダーとの信頼関係をつないでいくためにある
- 客観性を持っていると改革を進められる
- 新しい時代を切り開くのはいつも「よそ者、若者、バカ者」
- GSではシニアになるほどファーストペンギンになることを強いられる
- 理念だけでは世界は変わらないので、”経済”というバックボーンを活用せよ
- 株主は上場することの意義を覚悟を常に思い出させてくれる
どんなに素晴らしい会社に勤めていても、理想と現実で悩むことはあるんだなと本書は教えてくれました。
「志を持ってファーストペンギンになれば変化を起こせる」
そんな勇気を与えてくれる本です。
全てのサラリーマンにオススメしたい一冊😌
がんばるのをやめたらうまくいった
仕事のストレスがかなり溜まっていたので、本書を購入。
「頑張らない」という発想が新しく、どんな内容か読んでみるとまた面白い。
Tips;
- 変わるようにアドバイスをする人よりも、認めてくれる人の方が大事
- 理不尽な要求にイライラしなくなったら心が壊れる→イライラしてもいい
- 苦手な人と仲良くなると時間を取られる→人から好かれなくていい
- 敬うかどうかを決めるのは自分自身→年上だからといって過度に気を遣う必要もない
- 行きたくない人に強制する人の方がわがまま
- 手抜きができるのはこれまで頑張ったから
- 意味があるかどうかを決めるのは自分だけ→周りの批判は気にしなくていい
いろんな自己啓発書がありますが、自分を受け入れる具体的な考え方が書かれいる数少ない本です。
ストレス社会に生きる全ての人へオススメしたい一冊😌
頭のいい人が話す前に考えていること
誰もが知るベストセラー本。
ちょうどセールだったので購入しました。
”仕事の結果は話す前から決まっている”
デキる人は話す前にしっかりと考えているらしい。
本書では「ちゃんと考えるとはどういうことか」を解説しています。
Tips;
- 頭の良さは他人が決める→人はちゃんと考えてくれている人を信頼する
- 型にはめているだけでは考えたことにならない
- わかりやすく話せるかどうかは理解の深さに比例する
- 質問の質は、仮説をどれだけ立てられるかどうかで決まる
- 言語化しては相手のコミュニケーションコスト負担を減らそう
- ネーミングは言語化能力を鍛える良いトレーニング
- アウトプットは再定義によって生まれる
話す前にしっかりと準備をする。当たり前だけど、できていないケースは意外と多いのではないでしょうか。そんなコミュニケーションの基礎的なことを教えてくれる一冊。オススメです😌
まとめ
いかがだったでしょうか。
行き詰まったときや足りない部分を発見したときは、いつも本に助けてもらっています。
これからも印象に残った本は当ブログでどんどん紹介していきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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